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読み手の未来は、どうなるの?

みなさんがネット上で発信している

商品や情報、ノウハウなどは

読み手に、どんな変化や影響を

与えるのでしょうか。

 

ストレートに言うと

読み手(消費者)の利点になるものは

何か、ということなんですが。。。

 

お仕事をされている場合

扱っている商品やサービスで

お客様をどのような状態にできるか

ということです。

 

 

よく、メルマガやブログで

ご自身が扱っている商品やサービス、

またはセミナーや講座などを

告知・紹介されているのを見かけます。

 

でも、紹介だけで終わってしまい

それを使った(購入)したユーザーが

その後、どうなるのか、どう変化するのかまでは

書かれていないことが多いように思います。

オレンジのバラ

 

例えば

ヨガ教室なら、ヨガをすると

何が、どう変化していくのか。

何のために、するのか。

 

アロマを販売しているなら

それを、どう使うと

どんな効果があるのか。

 

コーチングやメンターをしている方なら

どんな人に必要で、それを受けることで

どんなことが期待できるのか。

どんな未来が待っているのか。

 

要するに、読み手(消費者)は

それをすることで

その後、自分がどうなるのか

ということを知りたいのです。

 

多くの人は、

自分が抱えている問題や不安が

解決できるのかどうか、

それが、分からないものについては

行動に移しにくいのです。

 

 

みなさんが書く、文章には

読み手(消費者)の未来は書かれていますか。

 

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心を掴む、1対1の文章

人は商品ではなく、感情を買っている!

「損をしない」と「得する」の心理作用

街の中、社内吊り、駅のポスターなどで

「○歳以下の方は、無料です」

「無料キャンペーン実施中!」といった

広告を見かけることがあります。

 

その文章を見つけると

「なに、なに?」と興味あり気に

読んでしまう、私。。。σ(^◇^;)

 

なぜ、読んでしまうのか。

それは

得する」話しではなく

損しない」話しだからです。

 

何かの時に

『人は、自分が得したことより

損することに、大きな衝撃を受ける、

という心理がある』

と書かれた本を読んだことがあります。

 

まさしく、その通りで

人は、得したことよりも

損しないことの方に気が向くのです。

 

カメラ カメラを構える男性

 

例えば、

あなたが、一眼レフカメラがすっごく

欲しかったとします。

そこに、こんな広告が目に入りました。

A

今なら、最大30%OFFで購入いただけます!!

B

使って気に入らなければ、全額返金いたします!

 

あなたなら、AとBどちらの広告のカメラを

購入しますか?

 

たぶん、Bですよね。

 

Aは、得をする話しですが

Bは、損をしない話しです。

 

ある行動経済学の権威ある学者が

行った実験でも

『損をすることで受ける衝撃』は

『利益を得た喜び』を上回るとされています。

 

そこに目をつけた、アメリカのある百貨店が

「3年間返品無料サービス」を実施し

売り上げを伸ばしたそうです。

 

売る側とすれば、ヒヤヒヤするサービスですが

実際に返品があったのは数件だったそうです。

 

年数が経っても返品できるとう安心のもと

購入するのですが、いざとなると

少々、気に入らなくても返品が面倒だ

という心理が働くのだそうです。

 

これは、購入者の心理作用をうまく

活用した販売のしかただと思います。

 

 

みなさんが扱う商品やサービスには

どんな、安心がついていますか。

 

これは、金額に限ったことではないのです。

この機会に、考えてみてくださいね。

 

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「されてください」は、OK or NG?

いつもこの「豆知識」を

読んでくださっている方から

質問をいただきました。

 

せっかくなので、共有したいと思います。

 

いただいた質問は、

「してください」を

「されてください」と

話す方がいるのですが、

この表現は、あっていますか?

というもの。

 

おそらく、その方は

「提出してください」を

「提出されてください」と言う。

 

「ご利用してください」を

「ご利用されてください」と言う。

といった言葉遣いなんでしょうね。

 

 

みなさんの周りでも、

こういった言葉遣いを聞いたことが

あるかもしれませんね。

カフェ

 

 

ここで、ズバリ回答を言うと

 

 

 

 

 

 

「されてください」は、間違いです!

 

 

 

使うなら

「されてください」ではなく

「してください」や

「なさってください」が正解です。

 

「〜される」は、「する」の尊敬語なので

「〜なさる」となるため

「提出されてください」ではなく

「提出してください」または

「提出なさってください」となるのです。

カフェランチ

 

ちなみに、

Aさん

「駐車場はどこですか?」

店員さん

「この裏に駐車されてください」

食事を運んできた店員さん

「こちらが、ハンバーグ定食になります」

会計時の店員さん

「お会計は、1500円になります。

クレジットカードもご利用できますよ」

 

お気付きの通り、この言葉遣いは

すべて間違っています。

 

さっきお話しした通り

「この裏に駐車されてください」は

「この裏に駐車なさってください」となります。

また、

「こちらが、ハンバーグ定食になります」は

「ご注文のハンバーグ定食でございます」となり

「お会計は、1500円になります。

クレジットカードもご利用できますよ」は

「お会計は、1500円でございます。

クレジットカードもご利用になれますよ」となります。

 

「〜になります」は、「なる」の動詞が

変化した言葉で複数の意味を持つ多義語です。

 

その意味のひとつに

「今までと違った状態・形に変わる」

というものがあります。

 

ということは

「何らかの変化が伴ったもの」を

指す言葉になるのです。

 

よって、ハンバーグ定食や会計は、

変化していないため

「お会計は、1500円でございます」、

「ハンバーグ定食でございます」となります。

 

 

みなさんの日本語は、大丈夫ですか。

周囲で使っている方を見かけたら、

こっそり伝えてあげてくださいね。

 

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文章を読みやすくする工夫

どんなに内容の良い文章を書いても

読みづらいと最後まで読んでもらえない

可能性が高くなります。

 

特に、ブログについては

それが顕著に現れます。

仕事部屋

 

例えば、こんなブログ

・ 文字のカラーの種類が多くカラフル

・ 文字の位置が中央合わせになっている

・ キラキラのデコ絵文字が多い

・ 1行の文字数が多い

・ 行間の使い方が下手

・ 太字が多い         など

 

みなさんも、どこかでこんなブログを

見かけたことありませんか。

 

その時、最後まで読みましたか?

また、その時の印象はどうでしたか?

 

それも、その人の個性・キャラクターと

言ってしまえば、それまでですが。。。

 

読みにくさと同時に

稚拙さが否めませんよね。

 

 

あなたが反響を集めたいビジネス対象者が

中高生などの若いギャルなら

まだ可能性はありますが

もし、一般企業、行政関係、会社の役職クラス

といった方々とお仕事がしたい場合

ブログから問い合わせがくる可能性は

限りなく低いでしょう。

 

どんなに良い内容を書いていても

見た目で、「うちの会社とは合わない」と

判断されるかもしれません。

 

 

みなさんのブログは、大丈夫ですか。

一度、見直してみてくださいね。

 

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心象がイメージを変える!

みなさんは、同じ文章を読んでいるのに

友人同士で感想を話し合うと

とらえ方が全然違った、

という経験はありませんか。

 

同じ文章を読んでいるのに

なぜ、そういった現象が起こるのか。

 

その理由を考えたことありますか?

 

例えば、次の文章を読んで

みなさんは、どんな風に想像しますか。

肌をさすような冷たい風が吹く公園。

ふっと見ると梅の蕾が

膨らみ始めているのがわかった。

花は春の準備をしているんだな、そう思うと

季節は寒いけど気持ちは温かくなった。

いかがですか。

イメージできましたか。

梅の花

 

この文章を読んで

  • 都会の中の公園をイメージした人
  • 梅林公園をイメージした人
  • 広い公園をイメージした人
  • 小さな公園をイメージした人
  • 晴れた公園をイメージした人
  • 小雪が舞う公園をイメージした人
  • 桜など梅以外の植物をイメージした人
  • チューリップなど他の花の蕾をイメージした人
  • 季節と今の自分の環境を重ねた人
  • 春に向けた目標をイメージした人

たった5行の文章なのに、

読む人によって、イメージするものが

異なってしまう。

 

なぜ、そういった現象がおこるのか。

それは、その人が今までに

見たものや経験した印象によって

意識の中に現れる

心象(しんしょう)」という現象が

作用しているからなのです。

 

もう一度、思い出してみてください。

 

あなたが、イメージしたのは

過去に体験したものや映画やドラマで見た

風景ではありませんでしたか。

 

そして、その経験のインパクトの強さによって

他の人にとっては、何でもないシーンなのに

その人にとっては、鮮明な印象として残ることが

あります。

 

時に、それは脚色され

話しが大きくなったり、違う意味合いで

捉えられたりすることもあります。

本を読む女性

 

文章を書くうえで、

その「心象」を利用して、

解釈を読み手に委ねる場合もあれば

書き手が伝えたいことを少しのスキもなく

言葉でしっかり書くこともあります。

 

読み手に委ねれば、受け取り方は多様化し

そのスキを与えない書き方をすれば

みんながほぼ同じ一律のものを

イメージすることになります。

 

読み手の「心象」を意識して書くだけで

文章の雰囲気は変わります。

 

みなさんも、ぜひやってみてくださいね。

 

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