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略語は、認知度に応じて

ブログやメルマガ、SNSなどで、

ときどき見かける「略語」。

 

業界の方向けに書くのであれば

そこまで、気にしなくてもいいかもしれませんが

お客様向けに書く文章であれば

略語は、できるだけ避けるのがベストです。

ノートパソコン

 

例えば、

PCに蓄積した情報は、

万が一のことを考慮し

外付けのHDに、B/Uしておきましょう。

 

いかがでしょう。

PCって?

HDって?

B/Uって?

 

???が、いっぱいですよね。

 

PCは、パソコンのこと

HDは、ハードディスクのこと

B/Uは、バックアップのことです。

 

これらの正式な名称を踏まえ

文章を書き直すと

パソコンに蓄積した情報は、

万が一のことを考慮し

外付けのハードディスクに、

バックアップしておきましょう。

となります。

 

PC・HD・B/Uだと、

これは、略語なのか、正式名所なのかも

分からないうえに、

文章の内容も理解できないままです。

 

 

世間一般的に浸透していて

大半の人が理解できる場合を除き

略語は正式名所で書く、もしくは

略語のあとに( )書きや、※印で

補足をすることをオススメします。

 

みなさんの文章は、大丈夫ですか?

 

「〜になります」の誤用

日常会話をはじめビジネスの場でも

よく耳にする言葉に

「〜になります」という表現があります。

 

例えば

「こちらが企画書になります」

「3,000円になります」

 

聞き慣れているだけに

正しいと思いがちですが実は、誤用です。

 

「〜になります」は

「なる」が変化したもので

何らかの変化が伴ったものを表します。

ということで

企画書は、ずっと企画書であって

変化していないため

「こちらが企画書になります」

ではなく

「こちらが企画書でございます

となります。

あわせて、お金もお金以外に

変化していないため

「3,000円になります」

ではなく

「3,000円でございます

となります。

 

では、次の文章は

正しい?それとも誤用?

「国家資格を取得して、

今年で5年になります」

 

ちょっと考えてみてください。

 

カメラをぶらさげた犬 ワンちゃん

 

 

 

いかがでしょう、答えは出ましたか。

 

答えは

取得してから5年間、保持しており

変化が伴っていることになるため

正しい!となります。

 

この豆知識を通じて

みなさんの暮らしにも変化が伴うと

嬉しく思います。

 

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二重否定を言い変える

文章でも、会話でも

基本的に、否定的・避難的な内容は

書かないのがベストです。

 

でも、

こんな言い方をしているのを

聞いたことありませんか。

「その企画内容なら、考えないこともない」

「その意見に、反対しないとも限らない」

 

この文章を読んだ人は、

きっと、こう言うでしょう。

 

どっちやんねん!

もしくは

どないやねん!

関西風に表現してみました。。。σ(^◇^;)

 

そう

「・・・ないこともない」や

「・・・ないとも限らない」というのは

ない と ない で二重に否定する言葉です。

 

すると読み手は
、

するの?しないの?どっち?と

表現の曖昧さに混乱することがあります。

ガーベラ ピンクの花

 

これらの二重否定は


「・・・だろう」や

「・・・かもしれない」というように

言い変えて表現することができます。

 

例えば


「その企画内容なら、考えないこともない」は、

「その企画内容なら、検討できるだろう」に。

 

「その意見に、反対しないとも限らない」は、

「その意見に、反対するかもしれない」に。

 

これで、読み手もどっち?

と
混乱することなくスッキリ!

読むことができます。

 

みなさんも、ない・ない は

変換しましょうね☆

 

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伯父と叔父の違い

先日、知り合いの子どもに

「伯父と叔父」、「伯母と叔母」の違いを

聞かれました。

 

両方、同じ「おじ」「おば」と読むのに

何で、漢字が違うの?

 

この質問に対して、みなさんは

答えられますか。

 

父、母は、

父・母の兄や姉、またはその夫・妻のこと。

 

父、母は、

父・母の弟や妹、またはその夫・妻のこと。

 

読んで(見て)分かるように、

自分の両親の兄弟(姉妹)で、

年上なのか、年下なのか(とその配偶者)に

よって、漢字が使い分けられています。

家族 親戚 おじ おば

 

これは、中国の思想が関係しているんですよ。

 

その昔、子だくさんだった日本では

一郎(太郎)、二郎、三郎・・・末吉など

生まれた順番が、分かるような

名前をつけていました。

 

中国にも、同じようなものがあり

順に「伯、仲、叔、季」となっていて

伯は長男、仲は次男、叔は三男、季は末っ子

という感じです。

(とても、ひらた〜く説明しています)

 

余談ですが、学生時代に漢文で

「伯夷(はくい)と叔斉(しゅくせい)」の

二人の王子の話しを習った方なら

覚えているかも知れませんが。。。

伯夷は長男、叔斉は三男でしたよね。

 

次男の「仲」から見ると

兄は「伯」、弟は「叔」となります。

 

自分の父親の兄だから「伯父」、

自分の父親の弟だから「叔父」となるわけです。

(女性の姉妹も同様)

 

ということは、

 

自分の父親が

長男(兄妹の一番上)であれば

自分のおじさんは

すべて「叔父」であり「伯父」ではない。

 

逆に、自分の父親が

末っ子(兄弟の一番下)だった場合

自分のおじさんは

すべて「伯父」であり「叔父」ではない。

 

となります。

 

 

続柄を記入することって、

そうそうないので

何かのときに書く機会に遭遇すると

どっちの漢字だっけ?って

混乱してしまいますよね。

 

そのうえ、読み方は同じなのに

何で漢字が違うの?

なんて、聞かれたら。。。(汗)

 

 

でも、これで

みなさんは、ちゃんと答えられますね。

 

具体的に書いたつもり、の抽象的な文章

みなさんは、

「具体的な表現」と「抽象的な表現」の

どちらに耳を傾けますか?

 

私が会社員だった頃、スーパー営業マンと

呼ばれる成績優秀な先輩がいました。

みんなが売るのに苦労している商品でも

いとも簡単に契約を取り付けてくるのです。

 

その先輩は、私の教育係だったので

その方法を知りたいと思い

「どうしたら、そんなに契約が

取れるんですか?」

と質問したことがありました。

 

その時、先輩は

「お客様は、時間が経つと迷い始めるから

先手を打つんだよ。

池の水が川に流れ込む前に

川の入口を塞ぐのと同じだよ」

と返されました。

 

私の頭の中は

「・・・どいうこと? (・_・)?」

とフリーズしたことを覚えています。

 

後で知ったのですが

その先輩は、スーパー営業マンではありましたが

内容が抽象的すぎて、人に教えるのは

かなり下手だと社内でも有名だったそうです。

 

 

何が言いたいのかと言うと

本人はちゃんと伝えているつもりなのに

相手には、何も伝わっていない、

ということです。

 

これは、文章においても同じ事が言えます。

疑問 なぞ わからない

 

例えば

<セミナー告知の場合>

このセミナーは、講師の○○氏が

長い年月の中で得た体験を基に

知識と情報を、余すところなく

みなさんにお伝えする

贅沢な内容となっています。

 

心に響くような深い学びがあるはずです。

ぜひ、ご参加ください。

 

私にとっては、抽象的すぎて

ツッコミどころ満載な文章なのですが。。。

みなさんは、いかがでしょうか。

 

<気になるところ>

・ 長い年月って、どれぐらい?

・ どんな体験したの?

・ どんな知識と情報があるの?

・ 何も説明していないのに、

何が「贅沢」なのか分からない。

・深い学びって、どんな学びをいうの?

 

主催する人は、

ちゃんと伝えているつもりだと思いますが

読み手には、何も伝わっていませんよね。

 

先の<セミナー告知>を手直しすると!

このセミナーは、講師の○○氏が

32年という長い年月の中で得た

カウンセラーの体験を基に

依頼者としっかり向かいあい

気付きと変化を与えるための

知識と情報を、余すところなく

みなさんにお伝えします。

 

今までどのセミナーでも語ることがなかった

○ ○に関する情報を含む

贅沢な内容となっています。

ぜひ、ご参加ください。

 

いかがでしょう。

 

まだ、緩いのですが

少し具体的な内容に変更しました。

こうすると、読み手の

受け取り方が変わりますよね。

 

みなさんの文章は、

具体的に書けていますか。

 

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