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伝わらない文章の特長

話しを聞いていて

“何を言いたいのか分からない人”って

いますよね。

 

こういう人が文章を書くと

やはり、何が言いたいのか分からない

そんな内容になっていることが多いのです。

 

実は、「話す」ことと「書く」ことには

共通点があるんですよ。

小さなバラの花

 

分かりやすく話す人は、

結論」から話し始め、

分かりにくい人は、

内容」から伝えようとします。

 

例えば

 

お客様が

これを解決するには、

どんな方法がありますか?

 

と質問したときの回答として

 

分かりやすく話す人の場合

係員A

はい。方法は全部で2つございます。

一つ目は、こうなっている場合・・・、

二つ目に、このマークが出ている場合は・・・です。

 

分かりにくい人の場合

係員B

ここの青いボタンを押して、

この画面でこうすると、こうなりますが

もし、こうなった場合は

こっちの赤のボタンを押します。

でも、こういう場合もあるのでその場合は

もう一度、青いボタンで操作してください。

 

係員Aの案内は、

解決方法が2つある、と

結果から伝えているため聞きながら

頭の整理ができますが

 

係員Bの案内は、色んなパターンの

内容(解決方法)をいきなり紹介するので

結局、どうしたらいいのか分からないのです。

 

 

結果、「話す」ときも「書く」ときも

結果から始めると、分かりやすいのです。

 

みなさんも、気を付けてくださいね。

 

3分で読める文章の長さは?

読み手は、みなさんが書いた文章を

何分くらいの時間をかけて

読んでいると思いますか?

 

逆に、あなたは何分ぐらいで

文章を読み終えたいと思いますか?

 

 

ブログやFacebookなら、

3分以内で読み終えたいと思うかも

知れませんね。

(もっと短いかもしれませんが・・・f^_^;)

 

 

一般的に、アナウンサーは

300〜350文字の原稿を

1分で読んでいると言われています。

 

400字詰め原稿用紙で、

1枚弱ほどの文字数ですよね。

 

ここから考えると、3分程度だと

900〜1050文字程度の

文章ということになります。

スピーチ

 

ちなみに、今みなさんが読んでいる

この原稿の文字数は、約520文字です。

約1分50秒後には、読み終えている長さです。

 

(音読と黙読には、多少の誤差が

生じるので実際は、もう少し短いハズ!)

 

 

これで、会社や式典での挨拶、

結婚式のスピーチなどの原稿を

考える際の文字数の目安が分かります。

 

もし、5分のスピーチを頼まれたなら

1500〜1750文字程度の

文章(原稿用紙4枚程)が

必要ということになります。

 

 

 

原稿用紙ではなく、

パソコンで原稿を書く場合

どうやって文字数を調べればいいの?

 

そんな、疑問が湧いたあなたへ

 

 

<一番簡単な文字数の調べ方>

 

Wordで原稿を書き、

ツール → 文字カウント を

選択すれば、その原稿の

文字数が分かります!!

 

 

ぜひ、やってみてくださいね!

 

説得力を上げる「数字」の活用法

数量や時間・重さ・比率など、

世の中には、数字で表されるものが

たくさんあります。

 

実は、この数字

文章に「説得力」をアップさせる

重要なキーマンなのです!

 

文中に、

数字が入るのと、入らないのとでは、

大違い!!

数字

 

例えば

 

<例1>

○○することで、

月々の電気代を抑えることができます。

↓ と書くよりも ↓

○○することで、

月々の電気代を26%抑えることができます。

 

★効果★

数字を使って具体的に表現する方が

説得力が増し、イメージがしやすくなります。

 

<例2>

お申込みは、コチラから

http://○○○

↓ と書くよりも ↓

10秒で出来る申込みは、コチラ

http://○○○

 

★効果★

申込みにかかる所用時間が

明記されていることで、

行動に移しやすくなります。

 

<例3>

残りわずか!お急ぎください。

↓ と書くよりも ↓

残り3席です!お急ぎください。

 

★効果★

限定感が強調され、緊急性が伝わるので

反応がしやすくなります。

 

 

 

いかがでしょう。

数字を活用することで、

伝わり方が違いますよね。

 

みなさんも、やってみてくださいね。

 

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句点「。」は、ダブルスタンダード!

今日は、句点「。」についての紹介です。

 

みなさんは、こんな会話文を

見たことありませんか。

 

「・・・色んな情報を集めていたんです」。

「・・・することが出来て良かったです。」

 

この2つの文章は、

句点「。」の打つ場所が違います。

これは、どちらが正しいの?と思いますよね。

 

オレンジの花

 

実は、この会話文の「。」について

学校では「・・・です。」と教えていますが

出版物では「・・・です」と記載されていたり

します。

 

 

つまり、「。」において、2つの考えが

存在(ダブルスタンダード)していること

になります。

 

学生時代は、こうするが

社会人になったら、読みやすくするために

省略している。ということです。

 

雑誌や小説・新聞といった出版会社、

それぞれに独自のルールがあったりします。

 

 

では、私はどうしているかと言うと

基本的に、会話文で一段落の場合、

「。」は付けていません。

 

なので、

「・・・色んな情報を集めていたんです」

「・・・することが出来て良かったです」

としています。

 

ただ、

段落の最後が会話文で終わる場合は

「 」の後ろに「。」を打っています。

 

例えば

懐かしいビデオを観て「大爆笑でしたよ」。

→で、次の段落が始まる。

 

雑誌とめがね

 

「。」の使い方について

ちょっと、混乱しそうですが

雑誌などの文章を気を付けて読むと

おもしろい発見があったりします。

 

みなさんも、何か発見されたら

教えてくださいね!

 

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子どもの表現力を伸ばす、文章での会話

街を歩いているとき、店内、家の中など、

日常の生活の中で

こんな親子の会話を耳にすることがあります。

 

子「ママ、ジュース!!」

母「はい、どうぞ〜」

 

別の所では

 

子「それ、取ってぇ〜」

母「はい(渡す)」

 

という会話です。

笑顔の子ども

 

気付きましたか?

 

これらは、すべて単語で

会話が成立してしまっています。

 

見方によっては、

子どものことがよく分かっているとか

意思疎通ができているというように

とらえられます。

 

が、

この単語での会話が、

子どもの「表現力」や「思考力」を

育ちにくくしているとも言えるのです。

 

理由は、単語で話をしていることで

文章で会話ができなくなってしまうから。

 

すなわち、これが癖(常習)になると

表現の仕方が分からない

どう伝えたらいいのかが

分からなくなるのです。

 

つまり、親子の間では話が通じても

周囲にいる第三者には

話が通じにくい、会話がしにくい

という現象が起こりやすくなります。

 

文章を書くときにも

同じ現象がおこるため、

作文が苦手な子どもになる確率が高くなります。

勉強する子ども

 

では、どうやって改善するのか。

 

それは、単語で会話がはじまったときに

「どういうこと?」と質問することで

文章で会話することを教えていくのです。

 

先ほどの単語での会話を

文章に近づける会話にすると

 

子「ママ、ジュース!!」

母「ママはジュースじゃないわよ。

ジュースがどうしたの?」

子「冷蔵庫のオレンジジュースが飲みたい」

 

というように、

子どもは、文書で伝えてくれます。

 

子「それ、取ってぇ〜」

母「それって、どれのこと?」

子「テレビのリモコン」

母「リモコンがどうしたの?」

子「お母さんの目の前にある、

テレビのリモコンを取って欲しい」

 

となります。

 

文章作りの「表現力」「思考力」は、

親子の会話から!

 

みなさんの会話は、大丈夫ですか。

 

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