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文章力があがる!主語と述語の関係(前編)

みなさんの周りで、主語や述語のない文章、

または、主語や述語をうまく使えていない文章を

みかけることってありませんか。

その文章、分かりにくいですよね。

 

そこで、文章力の上がる

主語と述語の使い方について

書いてみました。

 

この主語と述語の関係性を

しっかり押さえるだけでも

わかりやすい文章を作ることができます!

かわいい花のリース


そのポイント

1.      1つの文章に、主語と述語は1つずつ

2.      主語と述語は、近くに置くこと

です。

 

<ポイント>の1つ目と2つ目を

2回に分けて紹介します。

前編で、1つ目を

後編で、2つ目を紹介します。

 

では、まずここで

学生時代のおさらいです。

 

主語とは、文中の「何が、誰が」の部分

述語とは、文中の「どうする、どんなだ」に

あたる部分ですよね。

 

述語について補足すると

述語(どうする etc.)は、

主語(誰が、何が etc.)に対し

その状態や性質、動作などを示す部分の

ことをいいます。

 

 

<例文>

チューリップが咲いている。

 

主語が、チューリップで

述語が、咲いている

 

ですね。

先ほどの<ポイント>を2つとも

クリアしています。

チューリップ

 

では、この文章はどうでしょう?

 

<1つの文中に、主語・述語が複数ある場合>

花を育てることで気持ちが癒され、

季節の移ろいを感じさせてくれる。

ん?? 何だこれ? どういう意味?

そう思いましたよね。

 

その理由は

 

1行目について、

気持ちが癒されるのは? →「私」

ということで、

主語は「私」、述語は「癒される」です。

 

2行目について、

季節の移ろいを感じさせるのは? →「花」

ということで、

主語は「花」、述語は「感じさせる」です。

 

このように

1つの文中に、主語と述語が複数あることで

話がわかりにくくなっているからなのです。

 

この文章を、わかりやすくすると

花を育てることで気持ちが癒され、

季節の移ろいを感じることができる。

 

このように、主語を1つ(私)にして

気持ちが癒され、季節感を感じるのは? →「私」

主語は「私」、述語は「癒され、季節を感じる」

とすれば、理解がしやすく、読みやすくなります。

 

 

いかがでしょう。

これだけでも、随分違ってきますよね。

 

みなさんも、やってみてくださいね。

 

<ポイント>の2つ目については、

「文章力があがる!主語と述語の関係(後編)」

紹介します!

 

お楽しみに♪

 

正しくみえる、誤用!

ネットやテレビなど、日常生活の中で

気になる言葉がいくつかあります。

 

例えば、この3つ

 

・すいません

・期待にこたえられるよう、頑張らせていただきます。

・ご担当者様各位

 

一見、正しいように

思われるかもしれませんが、

実は、間違っています。

驚く女の子
誤)すいません

正)すみません

 

「すいません」は、

口語(話し言葉)になるため、

文章(文語)では

「すみません」になります。

 

もし、ビジネスの場面で

「こちらのミスです、すいません」

とメールに書いたら、

それは誤用になります。

 

口語事例:関西弁で言うと「すんまへん」

パソコンと子ども

 

誤)期待にこたえられるよう、頑張らせていただきます。

正)期待にこたえられるよう頑張ります。

 

「させていただく」というのは

相手の許可を得るときに使います。

この場合、頑張ることに許可は不要なので

間違いとなります。

 

この言葉、ビジネスシーンや

スポーツ選手のインタビューなどで、

よく見聞きしますよね。

謙虚さは、伝わるのですが誤用になります。

サッカー

 

誤)ご担当者様各位

正)担当者各位

 

「各位」は、大勢の方に対し敬意を表した言葉に

なるため、「ご・・・様」のような敬称と

重ねて使うのは間違いになります。

 

郵便や社内通知、公共施設の張り紙などで

見かけますが、これも誤用なんですよ。

 

 

一見、正しいように見える誤用は、

たくさんあります。

みなさんも、注意してくださいね!

 

間違いやすい慣用句(1)

文章を書くときや会話でも、

よく使われる「慣用句」。

 

実は、意味を誤解して間違った

使い方をしていることが多いのです。

 

あたなは、その間違いに気付けますか?

 

例えば

 

<上司>

コンペの企画案は、決まったのか?

 

<部下>

はい。何度もミーティングを重ね

みんなで企画を練っているのですが

煮詰まってしまって、お手上げ状態です。

 

この文章は、良い案がなかなか

出てこないので困っている。

ということを言いたいのですが。。。

 

 

ここでの間違いは、何だと思いますか?

驚く外国人男性

 

正解は、「煮詰まる」の使い方です。

 

 

本来、「煮詰まる」というのは

意見や議論が出し尽くされて結論がでる

状態のことをいいます。

 

そのため、この文章は

みんなで企画を練って、もうすぐ

どの案にするか結論がでるところです。

 

という意味になってしまい

伝えたいことと、書いている内容に、

食い違いが生じることになります。

 

 

この文章が伝えたい意味を考えると

煮詰まる」ではなく

行き詰まる」が正しい表現になります。

 

 

また、その後に「お手上げ状態」という

言葉がありますが、この言葉も

行き詰まる」ことを意味しています。

 

このままでは、「行き詰まる」が

2回出てくること(二重表現)になるので

文章を整理する必要があります。

驚く外国人 ショック
文章を書き直すなら

 

<例1>

はい。何度もミーティングを重ね

みんなで企画を練っているのですが

行き詰まっています。

 

もしくは

 

<例2>

はい。何度もミーティングを重ね

みんなで企画を練っているのですが

お手上げ状態です。

 

 

となります。

 

その他にも
『指揮官だなんて、私には役不足です』

楽勝さ

役不足」とは、その人の力量の割に

役割が軽いことを意味します。

 

私には、荷が重すぎて到底無理です。

と言いたいハズなのに、文章としては

指揮官なんて、俺には朝飯前だぜ!

という意味になってしまいます。

 

 

『重複する箇所の説明については、

割愛いたします』

 

割愛」とは、惜しいと思うものを

思い切って手放すということを意味します。

 

重複する箇所の説明は、省略して説明します。

と言いたいハズなのに、文章としては

重複する箇所の説明は、惜しいけど

思い切って手放します。

という意味になってしまいます。

あら、そうなのね。

 

意味を勘違いし間違って使っている慣用句は

まだまだあります。

 

みなさんも、気を付けてくださいね!

 

<あわせて読みたい関連記事>

間違いやすい慣用句(2)

「ありがとう」の意味を改めて知る!

伯父と叔父の違い

「なおざり」な言葉

引き込む文章の作り方

 

みなさんは、どこかに掲載されている文章をみて

そこまで興味はなかったのに

なぜか最後まで読んでしまった。

という経験はありませんか。

 

実は、文章作成において

読み手が、つい最後まで

読んでしまう構成方法があるのです。

 

今日は、いくつかある方法の中から

その1つを紹介します。

 

 

 

その構成方法は、

会社の会議や企画書などの資料づくりにも

よく使われる方法なのですが。。。

<読まれる文章構成の一例>

1. 結論から入る

2. 理由を述べる

3. 具体例を示す

4. まとめ

の順で、文章を作成することです。

かぼちゃ
例えば

 

季節の変わり目には、

○○○を食べましょう!

 

その理由は、季節の変わり目に

体調を崩される方が多いから!

 

なぜそうなるのかというと

この季節は、・・・が不安定に

なりやすいのです。

・ ・・を安定させるには

体内に・・・という栄養素が

必要不可欠となります。

 

この栄養を効果的に摂取できるのが

○○○なのです。

 

 

となります。

 

いかがでしょうか。

こうすることで、途中で離脱することなく

最後まで文章を読んでもらうことができます。

 

みなさんも、やってみてくださいね!

 

1記事、1テーマの法則

先日、こんな相談を受けました。

「文章が上手く、まとまらないんです。

どうすればいいでしょうか」と。

 

こういうとき、私はいつもその方に

「どういう手順で書いていますか?」と

質問するのです。

 

すると、ほとんどの方は

「何か書かないと、と思って

取りあえず書き始めます」と

おっしゃるのです。

 

 

文章がまとまらない原因、

それはまさに

“取りあえず書き始める”ことなのです。

 

 

では、どうすれば良いのか!

 

まずは、

書く「テーマを決めること」です。

 

テーマが決まれば、

それ以外のことは書かない!

ただ、それだけです。

ラベンダーと蜂

 

例えば

テーマを「次男の授業参観」に

したとします。

 

今日は、次男が小学校に入学式して

初めての授業参観です。

思えば、長男のときは

朝から、はしゃぎっぱなしで

授業中も隣の子に、ちょっかいをだして

先生に注意されたんですよね。

その長男も、今はいいお兄ちゃんです。

 

 

いかがでしょう。

 

テーマは、「次男の授業参観」なのに

文章の9割は、長男の話になっています。

 

長男のときのことを懐かしむ気持ちは

分かるのですが、テーマから

外れていますよね。

 

この文章をテーマ通りに書くと

 

 

今日は、次男が小学校に入学して

初めての授業参観でした。

はにかみながらも、嬉しそうな笑顔。

でも、ちょっと緊張してたかな。

当てられたくないのか

先生の質問に、小さく手を上げていました(笑)

 

 

これで、スッキリしましたよね。

 

何について書くのか、

そのテーマを決めたら、

テーマにそって書くこと!

 

書き終わったら、テーマ通りの内容に

なっているか、ちゃんと確認しましょう。

 

みなさんも、

1つの記事に、1つのテーマで

書いてみてくださいね。

 

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