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文章作りにもサービス精神は必要!

とりわけ反響の良い文章には

幾つかの共通点があります。

 

そのひとつが『サービス精神』です。

 

「ん?文章にサービス精神って、何」

そう思われた方もいらっしゃるかも

しれませんね。

 

あなたは、

ブログやメルマガ、Facebookなどで

自社で扱っている商品やサービスを

アピールしたいとき、どのような文章を

書いていますか。

 

もしくは、どのような文章の

ブログやメルマガを読んでいますか。

懐石料理

 

ときどき、概念だけを紹介している

文章を見かけることってありますよね。

 

例えば

<料理教室の場合>

美味しい茶碗蒸しは、ダシが決め手。

かつおと昆布でとった、

コクとうまみのあるダシを使うことで

素材の味が際だちます。

 

確かに、その通りかもしれません。

が、

この文章を読み終えて

みなさんは、どう思われますか?

 

ダシってどうやって取ったっけ?

かつおと昆布については

良い素材の見分け方ってあるの?

鍋に入れるタイミングと

取り出すタイミングは?

火加減は?

温かいうちに使うの?それとも

しばらく寝かすの?

 

など、聞きたいことが

たくさん出てきますよね。

 

概念だけを文章にすると、読み手に

モヤモヤ感だけが残ってしまい、

「結局、役に立たないジャン! ┐(´~`;)┌」

という印象を与えてしまいます。

野菜と調味料

 

そこで、必要なのが『サービス精神』です。

 

これは、こういう風にします。

こういった場合は、こうします。

といった具体例や作業内容を

イメージできるように書き示すのです。

 

今回の例だと、ダシの取り方なので

いわゆる『レシピ』にあたります。

 

『レシピ』まで書いてしまったら

料理教室に来なくても作れるので

そこまで、書かない方がいいのでは?

という方もいらっしゃいます。

 

が、

 

「概念だけの文章」と

「具体的な対処方法のある文章」、

どちらが好印象で、

どちらの料理教室に通いたいと思いますか。

 

人は、印象の良いところに

学びに行きたいと思うものです。

 

情報を出し惜しみして

サービス精神を怠ったばかりに

印象が薄く、記憶にも残らない文章では

書いた意味がないうえに、

お客様からの反響も薄くなります。

 

 

ダシなだけに、情報を

出し(ダシ)惜しみ。。。なんちゃって

ヾ(-_-;)ぉい!

 

 

みなさんの文章にも、サービス精神を

プラスしてみてくださいね。

 

一見良さげ、でも?な文章例

ときどき、「何が言いたのだろう」とか

「誰に伝えたいのだろう」と感じる

文章を見かけます。

 

こういった文章の場合、ほとんどが

読まれずにスルーされるか

もし、読んでもらえたとしても

記憶に残ることは無いでしょう。

 

プライベートのための

ブログやFacebookなどであれば

それでも、構いませんが

ビジネスとなると、話しは別です。

 

反響が得られない、

これは、由々しき問題です!!

ビジネスマン 子ども

 

<一見良さげ、でも?な文章例>

当社が開発した○○という商品は

15年という長い年月をかけ、

研究・開発しました。

専門企業ならではの

最新の技術を搭載し

○月○日、いよいよ発売です!

いかがでしょう。

 

一見、すごいことを言っているように

思えますが、よくよく読んでみると

「?」ばかり。。。

 

<?に感じる その理由>

まず、なぜ

15年もかけて研究・開発したのか

その理由が、分かりません。

 

見方によっては

自分がしたかっただけのように

思えます。

 

何の専門企業なのかしら?

 

何をもって、最新の技術というのか。。。

 

要は、読み手に何も伝わらない

自分よがり(自分勝手)な

文章になっているのです。

 

これでは、誰に何を

言いたいのか、分かりません。

ビジネスマン

 

これらの疑問を解消すると

<書き直した文章例>

○ 年に創業して以来、

たくさんのお客様に

ご愛顧いただいております。

 

嬉しいお声を頂く反面

使い勝手が悪い、機能面ではいまいちだ、

といったご意見もございました。

 

そこで、これらの貴重な意見に加え

豊富なデータを保有する

当社ならではの工夫と技術を用いて

業界初となる○○できる技法を導入。

 

発売までに15年という年月を要しましたが

○月○日、やっと○○でお困りの

皆様の元へお届けできることとなりました。

 

<改善した要点>

誰が、誰(何)のために、

何故そうしたのか、

そのために、行った具体的な内容を

記載しています。

 

読み手

何を求めているのかを

意識して書かなければ、

相手から共感をえることは難しい。

 

書き手

言いたいことを書いただけの文章に

説得力は、うまれないのです。

 

 

ビジネスで、ネットを活用している

みなさん、読み手の気持ちになって

文章を書いてみましょうね!

 

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心を掴む、1対1の文章

ブログやFacebookなど

ネットに掲載される文章の多くは

不特定多数を対象に書かれていることが多い。

 

閲覧する読み手は、不特定多数なので

そういう風に書いてしまうのは

当然なのですが。。。

 

 

でも、人の気持ちを掴むのは

1 対 大勢の文章ではなく

1 対 1の文章なのです。

 

 

多くの方は、自分が持っている

多くの情報を、

多くの人に伝えたいと思っています。

 

確かに、その通り!

その考えは、あっています。

 

ですが、文章を書くときは

特定の誰かをイメージして欲しいのです。

花束

 

例えば

お花屋さんの場合

A:不特定多数を対象とした文章例>

仕事や勉強・家事・育児など

毎日、忙しいみなさん!

気持ちが「ほっ」とやすらぐ花を

お家に飾りませんか。

 

B:特定の誰かをイメージした文章例>

毎日、疲れて帰ってくるご主人様のために!

その張り詰めた気持ちが

少しでも、ほぐれるよう

ほのかな香りが漂う優しい色の花や

季節の花を、玄関やリビングに

飾りませんか。

 

Aは、みんなに呼びかけています。

Bは、奥様に絞って話しかけています。

 

あなたが、思わずお花を買ってしまうのは

どちらですか?

 

おそらく、大半の方は「B」と

答えたのではないでしょうか。

 

不思議なことに

Bの「ご主人様」という言葉は

部活をがんばる「子ども」や

子育てと家事に追われる「奥様」、

健康づくりに励む「祖父母」というように

読み手の頭の中で、

勝手に変換されていることが多いのです。

テーブルの上のバラ 花束

 

Aは、自分のことだと思うことなく

スルーしてしまいがちです。

 

Bは、奥様はもちろん自分のことだと思います。

ただ、読み手が主婦以外の人であっても

自分のことだと思い、

身近な誰かに置き換えて、読んでしまう。

 

そんな状況が起こるのです。

 

みなさんも、試してみてくださいね!

 

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「話し言葉」 は「 書き言葉」 に!

私たちが使っている言葉には

「話し言葉」と「書き言葉」があります。

 

しゃべる時の言葉を、

話し言葉(口語)」といい

文章に用いる言葉を、

書き言葉(文語)」といいます。

 

通常は、「話し言葉」を「書き言葉」に

直して文章を書くのですが。。。

みなさんは、できていますか。

 

例えば

次の「話し言葉」の「書き言葉」は

何でしょう?

<話し言葉>

すいません

御社

この頃

色んな

全然

どんどん

いっぱい

やっぱり

ちょっと

いかがでしょう、分かりますか。

 

バラの花

 

答えは

<話し言葉> → <書き言葉>

すいません →  すみません

御社    →  貴社

今     →  現在

この頃   →  最近、近年

色んな   →  色々な、様々な

全然    →  まったく

どんどん  →  急速に

いっぱい  →  たくさん

やっぱり  →  やはり

ちょっと  →  少し

となります。

 

では、次の

「話し言葉」で書かれた2つの例文を

「書き言葉」+「読みやすく」

書き直してみてください。

 

<例文1>

先日は、時間が合わなくて

すいませんでした。

 

<例文2>

モンブランとか、イチゴのタルトとか

女性に一番人気のスイーツのお店だけど

僕は、あんまり好きじゃないし

ちょっとしか食べないんだ。

 

どうでしょう、できましたか?

 

小さな白い花とキャンドル

 

「書き言葉」+「読みやすく」

書き直した文章は、コチラ!

 

<例文1>

先日は、時間の調整ができず

すみませんでした。

(もしくは、申し訳ありませんでした)

 

<例文2>

モンブランやイチゴのタルトなど

女性に一番人気のスイーツのお店ですが

僕は、あまり好きではないので

少ししか食べません。

 

 

気心の知れた友達や知人同士の

メールやチャットなどでは、必ずしも

「話し言葉」を「書き言葉」にする

必要はありませんが、

ビジネス時やかしこまった場面では

「書き言葉」で文章を書くのがベストです。

 

みなさんも、シーンによって

使い分けてくださいね!

 

懐にスルリと入り込む文章術

ネットを見ていて

気が付いたら、共感しながら

文章を読み進めていた。

そんな経験ありませんか。

 

いつの間にか、文中に入り込んでいた。

 

こういった反応は、伝えたいことがある

書き手にとっては嬉しい状況ですよね。

 

こういった文章は、構成を整えれば

読みやすく、読み進めてもらいやすい

内容になります。

 

パソコンとチューリップ

 

その構成とは

1)状況、描写

2)意見

3)提案

4)結果、結論

です。

 

この文章構成は

読み手に状況をしっかり

把握させながら

書き手が言いたいことを

きっちり伝えることができます。

 

例えば

1)野菜の価格が高騰しています。

2)この状況が続けば、各家庭の家計にも

影響が出かねません。

3)そこで、バルコニーで簡単に野菜が作れる

プランタ菜園をオススメします。

4)こうすることで、家計にも優しく

食べたい野菜を作ることができます。

※ 番号は、構成が分かりやすいように

記載しているだけです。

実際の表記はありません。

 

いかがでしょう。

 

書き手にとっても、書く内容を

迷うことなく、スラスラ書けるうえ

読み手の懐に、スルリと入り込む

文章を作ることができます。

 

みなさんも、ぜひ試してみてくださいね。

 

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