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余韻を感じさせる「体言止め」

「体言止め(たいげんどめ)」とは

名詞・代名詞などで、

文を止めることを言います。

 

体言止めには、リズム感を持たせたり

イメージ的な余韻を感じさせるという

効果があります。

窓辺のイス

 

例えば

窓辺に座り本を読んでいました

 

庭で、子どもが犬とじゃれあい

きゃっきゃっと、はしゃぐ声が

していました

 

その様子を眺めながら

午後のティータイムを楽しみました

↓ 体言止めにすると ↓

窓辺に座り本を読んでいました。

 

きゃっきゃっと、庭で

はしゃぐ、子どもと

 

その様子を眺めながら

午後のティータイムを楽しみました。

となります。

 

 

体言止めに直す前の文章は、

3つの「・・・ました」が連続しており

文章が単調になっていました。

 

そこで、体言止めを使い

リズム感を与えることで読みやすく

なっています。

 

使い方を間違えるとプツプツと途切れて、

リズムが悪くなることがあるので

読み返しながら試してみてくださいね!

 

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表現力を上げる類義語】の中で

「類義語」の言い換えについて

お話をしましたね。

 

でも、類義語がどうしても

思い浮かばない場合は、どうすればいいの?

と思いますよね。

 

私も「う〜ん、なんか違うな〜。

他に良い言い方ないかな〜」と、

思うときがあります。。。σ(^◇^;)

 

そんな時は、ネット検索です!

湖の夜明け

 

例えば

「究極」という言葉の類義語を

知りたいときは

 

「究極 類義語」もしくは

「究極 同義語」で

検索してみてください。

 

すると

「極度」「極限」「極まり」といった

言葉が出てきます。

 

 

ベストなのは、常に言葉を意識して

インプットし、必要なときに

アウトプットできるように

ボキャブラリーを蓄積しておくことですが

それでも、駄目なときに

ネット検索をしてくださいね☆

 

表現力を上げる類義語

文章にしても、会話にしても

表現力は乏しいよりも、豊富な方がいい!

それは、誰もがそう思いますよね。

 

文章において、表現力を高める方法の

ひとつとして「類義語」で言い換えてみる。

(同義語でも、可能です)

というのがあります。

湖の夕景

 

類義語とは、意味がよく似ており

代替えが可能な言葉のことで

 

例えば

「民家」と「住宅」、「児童」と「子ども」、

「天気」と「天候」、「言う」と「話す」、

「方角」と「方向」、「感激」と「感動」、

「任務」と「使命」、「親切」と「好意」、

などがあります。

 

これらを、入れ替えて使用することで

同じ事を言いつつも、文章表現を

変えることができるのです。

 

例えば

こういったケースの案件では、

模範を見せてから作業に入ると

効率が良くなります。

↓ 類義語に入れ替えると ↓

こういった場合の課題では

手本を見せてから業務を進めると

機能的な対応ができます。

となります。

 

ぜひ、みなさんも心がけてみてくださいね☆

 

 

目上の方への適切な言葉

会社員だったころ、

部下から届いたメールを見て

驚いたことがあります。

 

「・・・・了解しました!」

 

了解って。。。思わず絶句(・_・)です。

 

私だからいいものの、それはね。。。と

ちょっと、注意してしまいました。

 

了解とは

本来、上司が部下に対して使うもの。

または、同僚や気心の知れた

友人・仲間同士で使う言葉なので

部下が上司に「了解です」と言うのは

失礼に当たります。

 

正しくは、

「かしこまりました」

「承知しました」

少しフランクにすると

「分かりました」になります。

花畑

 

ちなみに、場合によっては

「関心しました」

「お上手ですよね」も上から目線に

受け取られることがあるので

注意しましょう!

 

特に「お上手」は、親が子どもを

褒めるときに使うもの、という風に

思っている方がいらっしゃいます。

 

自分に、そんな気はなくても相手に

悪く捉えられてしまう可能性があるのです。

 

「関心しました」「お上手ですよね」を

使いたくなったら、別の言葉に

言い換えるのがベストです。

小さなピンクの花

 

この二つを言い換える

万能な言葉の一例をあげるとしたら

それは、「素敵」という言葉です!

 

・素敵なスピーチでしたね

・この食材が、こんな素敵な料理になるんですね

・そんな活動をされているなんて、素敵です

 

 

みなさんも、目上の方への言葉使いには

気を付けましょうね!

 

説明文ではなく、提案を!

メルマガ、ブログ、Facebookなどを

自分、または自社で扱っている商品や

サービスに関する情報の発信ツールとして

活用しているケースって多いですよね。

 

でも、受け取った情報をみて、ときどき

少し残念に思うことがあります。

ハチミツ

 

例えば

<商品がハチミツだった場合>

ハチミツには、22種類のアミノ酸や

ミネラル、ビタミンB、ビタミンC、

酵素、ポリフェノール、コリン、

パントテン酸など、たくさんの栄養素が

含まれています。

 

当社独自の厳しい審査基準を満たした

国産のハチミツだけを扱っています。

 

みなさんは、この文章を読んで

どんな風に感じましたか?

 

たぶん、「そうなんだ〜」ぐらいにしか

感じなかったのではないでしょうか。

 

 

では、この文章はどうでしょう。

行楽シーズンのバーベキューや

忘年会など、アルコールが

美味しく感じる季節。

 

でも、お酒の量が増えると

肝臓の働きが心配になることも。。。

 

そんなときは、ハチミツが効果的です!

 

ハチミツには、コリンやパントテン酸といった

肝臓を強化する栄養素が入っているため

二日酔いの防止や解消に最適です。

 

また、女性にとっては

紫外線による肌のダメージが

気になる季節でもありますよね。

 

そんなときも、やはりハチミツです!

 

その理由は、綺麗な肌作りに欠かせない

22種類のアミノ酸やミネラル、

ビタミンB、ビタミンC、ポリフェノールなどが

豊富に含まれているから!

 

また、ピーリング効果もあるので

肌に塗ると古い角質を落とし、

強力な保湿効果で、

しっとり、つるつる肌にしてくれます。

 

いかがでしょう。

 

最初の文章と、あとの文章では

同じ商品でも感じ方が違ったのでは

ないでしょうか。

花が咲くガーデンテラス

 

では、何が、どう違ったのか解説しますね。

最初の文章は、

商品の栄養素に焦点を当てています。

要するに、スペックに関する説明文

ということです。

 

あとの文章は、

その商品の使い方について書いています。

これは、商品を使った提案

重点をおいています。

 

分かりやすく言うと

電化製品でも、車でも、何でもいいのですが

お店に行って、店員さんが

その商品のスペックの説明ばかりを

していたら、みなさんはその商品を

買おうと思うか、どうかなのです。

 

この電化製品は、電圧が○○までいけます。

充電は、○○製のシステムを使っていて・・・。

 

とか、

 

この車のエンジンは、○○製で馬力が○○で、

使っている素材は、○○です。

 

という説明をしているイメージです。

 

確かに、こういった説明も必要ですが

買い手は、スペック云々の前に

その商品やサービスで何ができるのか、

それを使うことで、自分にどんな

メリットがあるのかが、知りたいのです。

 

 

情報発信をする際には

スペックの話しよりも

その商品やサービスを使って何ができるのか

という提案をすることが大切です!

 

みなさんの文章は、提案できていますか。

 

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