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子どもの表現力を伸ばす、文章での会話

街を歩いているとき、店内、家の中など、

日常の生活の中で

こんな親子の会話を耳にすることがあります。

 

子「ママ、ジュース!!」

母「はい、どうぞ〜」

 

別の所では

 

子「それ、取ってぇ〜」

母「はい(渡す)」

 

という会話です。

笑顔の子ども

 

気付きましたか?

 

これらは、すべて単語で

会話が成立してしまっています。

 

見方によっては、

子どものことがよく分かっているとか

意思疎通ができているというように

とらえられます。

 

が、

この単語での会話が、

子どもの「表現力」や「思考力」を

育ちにくくしているとも言えるのです。

 

理由は、単語で話をしていることで

文章で会話ができなくなってしまうから。

 

すなわち、これが癖(常習)になると

表現の仕方が分からない

どう伝えたらいいのかが

分からなくなるのです。

 

つまり、親子の間では話が通じても

周囲にいる第三者には

話が通じにくい、会話がしにくい

という現象が起こりやすくなります。

 

文章を書くときにも

同じ現象がおこるため、

作文が苦手な子どもになる確率が高くなります。

勉強する子ども

 

では、どうやって改善するのか。

 

それは、単語で会話がはじまったときに

「どういうこと?」と質問することで

文章で会話することを教えていくのです。

 

先ほどの単語での会話を

文章に近づける会話にすると

 

子「ママ、ジュース!!」

母「ママはジュースじゃないわよ。

ジュースがどうしたの?」

子「冷蔵庫のオレンジジュースが飲みたい」

 

というように、

子どもは、文書で伝えてくれます。

 

子「それ、取ってぇ〜」

母「それって、どれのこと?」

子「テレビのリモコン」

母「リモコンがどうしたの?」

子「お母さんの目の前にある、

テレビのリモコンを取って欲しい」

 

となります。

 

文章作りの「表現力」「思考力」は、

親子の会話から!

 

みなさんの会話は、大丈夫ですか。

 

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読み手が反応しやすい書き方のポイント

みなさんは、第三者の誰かに話したいことや

紹介したい商品、サービスなどがあるとき

どのようなことに気を付けて

文章を書いていますか。

 

そのポイントは、読み手がどのようなときに

共感し、反応するのか、なんですが。。。

 

いくつかある方法の中から

今回は、「イメージしてもらう」ことに

フォーカスしたいと思います。

本を読む女性

 

例えば

何かを購入したい、使いたい、そこへ行きたい

と思ったとき、あなたの頭の中では

どのような現象が起きているでしょうか。

 

たぶん、それを使った後、もしくは

そこへ行ったときの自分を

想像(イメージ)していますよね。

 

 

そう!

ポイントは、読み手に

イメージさせることなのです!

 

 

では、どうやってイメージしてもらうのか。

 

 

それは、その行動をした後

読み手がどうなるのかという

具体例や得られる利点を盛り込むことです。

 

 

例えば

<スポーツジムの場合>

 

お腹周りや二の腕、たるみきった

プルンプルンの体では

実際の年齢より、老けて見えるかも・・・。

 

体のラインを隠す服装を選んでいませんか。

 

着られる洋服ではなく、

着たいファッションを楽しみたい!

そんな、あなたに。

 

お腹周り、ヒップ、バスト、二の腕など

重力に勝つ引きしまった

理想のボディーをつくる

簡単な3つの方法をお教えします。

ストレッチをする女性

 

いかがでしょう。

 

もし、ここでスポーツジムに

置いてあるマシーンの種類や使用方法、

メニューの説明だけが書かれていたら

どんな印象を持ちますか?

 

 

読み手が知りたいのは

説明ではなく、それをすることで、

自分がどうなるのか、ということなのです。

 

マシーンのこと、メニューのことは

その後の、そのまた後のお話です。

 

 

みなさんの書いた文章は、

読み手に、その後の

イメージを与えられていますか。

 

新しい「切り口」の見つけ方(2)

『新しい「切り口」の見つけ方(1)』では

冷蔵庫がエスキモーに、

バカ売れした話をしましたが

今日は、もう少し身近な内容で

紹介したいと思います。

 

 

よく、チラシやWebサイトで

「今なら、1ヶ月分無料!」や

「入会キャンペーンにて、初回会費無料!」

という広告を見かけますよね。

 

 

こういったキャッチフレーズは

よく見かけますし、どこでもやっているため

人によっては「またか」と、

捉えられてしまうことがあります。

 

 

ところが、このキャンペーンの切り口を

変えて告知すると

読み手の印象がグッと変わるのです。

勉強する子ども

 

例えば、

進学塾で生徒の募集をおこなう際に

「今なら、授業料1ヶ月無料!」という

広告があったとしたら

 

これを

 

「1ヶ月で、成績アップできなかったら

初回の授業料1ヶ月分を無料にします!」

 

 

あなたは、どちらの告知に

気持ちをググッと、つかまれましたか?

 

 

どちらも、1ヶ月無料には変わりありません。

変わったのは、成績アップに

こだわって告知をしたこと!

 

進学塾に通いたい、もしくは通わせたいと

思う理由のほとんどは、成績の向上のハズです!

 

読み手が、進学塾に何を求めていて、

何を解決して欲しいのかを追求すると

新しい「切り口」ができるのです!

 

 

みなさんが扱っている商品やサービスにも

応用してみてくださいね☆

 

読点「、」の打つ位置で意味が変わる

みなさんは、自分が送ったメールや

ブログなどの文章で

相手に誤解を与えてしまったことって

ありませんか。

 

もしかすると、その原因は

『読点「、」』を打つ位置かもしれません。

(考えられる原因は、他にもありますが)

 

薄ピンクの花

 

例えば

「母は笑いながら学校に行く娘を見送った」

 

この文章を皆さんは、どう解釈しますか。

 

ある人は、笑う母親を思い浮かべ

ある人は、笑う娘をイメージするでしょう。

 

そうなんです、読点「、」が無いだけで

笑っているのは

「母親」なのか、「娘」なのかが

分からないのです。

 

あなたが

母親が笑っていることを伝えたくて

書いた文章なのに、

相手には、娘が笑っていると、

間違って伝わってしまう可能性があるのです。

 

母親が笑っているなら

「母は笑いながら、学校に行く娘を見送った」

となりますし、

 

娘が笑っているなら

「母は、笑いながら学校に行く娘を見送った」

となります。

 

相手に、伝えたいことが

正しく伝わらない原因は、

読点「、」の有無や打つ位置かもしれません。

心当たりのある方は

まず、読点「、」から見直してみては

いかがでしょう。

 

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句読点の意外な歴史

みなさんは、句読点がいつから

使われはじめたのかご存知ですか?

 

現在の文章には、当然のように

句点「。」と読点「、」が使われています。

 

が、

もともと日本に句読点というものは、

存在していませんでした。

 

使われ始めたのは、明治に入ってからで

それまでは、読みやすくするために

文字と文字の間に空白を入れたり

改行したりして、工夫されていたんですよ。

 

博物館などで、展示されている

毛筆の手紙などを

思い出してもらえるといいかもしれません。

英文

 

句読点が使われ始めた理由については

諸説あるのですが

西洋(英語など)の文章で使われていた

コンマやピリオドが発端ともいわれています。

 

ちなみに、現代の日本でも

句読点を使わない文章があるのですが

お分かりになりますか?

 

少なくとも社会人の方なら、

たぶん一度は目にしているハズです。

 

 

 

 

 

 

答えは、

結婚式の招待状、喪中ハガキなど

冠婚葬祭に使われる文章です。

 

なぜ、

冠婚葬祭の文章に句読点を使わないのか。

 

それには「滞りなくスムーズに進むように」や

「つつがなく終わりました」という意味が

込められているといいます。

(これも諸説あるのですが)

ウェディング

 

もし、届いた結婚式の招待状などに

句読点がついていたら、

それは、その方の手作りかもしれません。

 

最近は、こういった風習を気にしない方が

増えていますからね(*^-^*)

 

 

句読点のこと

みなさんは、気付いてましたか。

 

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