「大寒の卵」は、金運と健康運を呼ぶ縁起物!!

1月20日頃にやってくる

二十四節気のひとつ「大寒」。

 

「大寒」とは、

冷気が極まって、もっとも寒さが募る時期

という意味があり、期間としては、

1月20日頃から次の季節となる

2月初めの「立春」頃までを言います。

雪景色 真冬 大寒

 

「大寒の卵」は縁起物!!

二十四節気の「小寒」から「大寒」を経て

「立春」までに産まれた卵を「寒卵」と言います。

 

昔から、「寒卵」は

滋養に富んだ食べ物として重宝され

食べると健康に過ごせるとされていました。

 

寒い季節に卵の栄養価が高くなる理由として

寒いので鶏が水を控える反面、

栄養を蓄えるためエサを食べる量が増えるから

と言われています。

そのため、普段よりも栄養がギュッと詰まった

濃厚で美味しい卵になるのだそうです。

鶏と卵

 

食べると金運や健康運がアップする

と言われる「大寒の卵」。

 

貴重がられるその寒卵の中でも

「小寒(1月5日頃)」の次にやってくる

「大寒(1月20日頃)」の時期に産まれた卵は

・寒い中で産まれる卵は、最も生気に溢れている

・寒さを耐えた後には春がやってくる

・卵は、金の氣を持つ食べ物

と言われ喜ばれています。

 

また、この季節は

「鶏始乳(にわとりはじめてとやにつく)」と言って

鶏が卵を産み、抱き始める時期なのだとか。

 

このことから、「大寒の卵」は

「生気に満ち溢れている」と

言われるようになったそうです。

 

まさに、「健康と金の卵」ですね!!

 

※「鶏始乳」について

今は、設備が揃っているので

季節を問わず卵を供給できていますが

昔は、鶏が卵を産み抱き始める季節があったようです。

 

「健康と金の卵」の良い食べ方

食べるだけで、

金運や健康運をアップしてくれる

「大寒の卵」の一番良い食べ方があるそうです。

 

それは、\ゆで卵/です!!

 

黄身が丸く固まるため豊かさを表す

「円満」、「金満」の象徴になるのだとか。

ゆで卵

 

ただ、卵に含まれている

リゾチーム、ビタミンB群は熱に弱いため

栄養を壊さずに食べることを考えると

「生卵」のまま、納豆やすき焼きなどのように

何かに絡めて食べるのが良いようです。

 

また、消化が良いという意味では

「温泉卵」がオススメだそうです。

 

縁起を担ぐなら、ゆで卵

栄養を考えるなら、生卵

消化を考慮するなら、温泉卵

といったところでしょうか。

卵料理

 

卵は「大寒」の日に

産まれたものが良いのですが

スーパーで売られている卵には

産卵日の記載がないケースもあり

鶏がいつ卵を産んだのか

確認できないことがあります。

 

産卵から店頭に並ぶまでどれくらいの

日数を要するのか不明ですが

「大寒」から「立春」までの

約2週間のうちに産卵されたものなら

大丈夫のようなので、この期間中に

購入すれば大丈夫かもしれません。

 

家の近くに養鶏しているお家があれば

「大寒」の日に、わけてもらうのが

一番確実ですけどね。

 

「大寒の卵」で今年、一年みなさんも

健康に過ごせますように!!

 

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