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改行と空白を利用した文章

文章なのに、改行と空白を利用するって

どういうこと?

 

そう思われたかもしれませんね。

 

ブログ、Facebook、メルマガといった

WEBを使った媒体においては

少し気にかけて欲しいポイントなんです。

 

 

 

その理由は

 

読みやすくすることに加えて

目線を誘導し、

印象づけることができるから!

 

 

 

<空白について>

ここまでの文章で

「その理由は」の前に、3行

「読みやすく・・・」の前に、1行

「印象づける・・・」の後に、3行

空白が入っています。

 

きわだたせたい文章の

前後に、空白を入れることで

目線を誘導しつつ、伝えたいことを

強調することができます。

野原の椅子とマーガレット

 

<改行について>

目に留めたい言葉は、

行の最初に持ってくると

視界に入りやすく、印象に残りやすくなります。

 

例えば

「最後まで読んでくれる」や

「つまらないと読んでくれない」

ということを

しっかり伝えたい場合

 

A.

文章は、面白ければ長くても

最後まで読んでもらえます。

逆に、文章が短くても内容が

つまらなければ、読んでもらえません。

 

B.

文章は、面白ければ長くても最後まで

読んでもらえます。

逆に、文章が短くても

内容がつまらなければ、読んでもらえません。

 

AとBでは、どちらが

視覚的に効果があると思いますか。

 

文章はどちらも、まったく同じ。

改行の位置を変えただけで

読み手の受ける印象が違ってみえませんか。

 

 

ほんの少しの工夫で、

印象づける度合いが変わります。

みなさんも、やってみてくださいね。

 

表現の幅を広げるには!

みなさんは

“語彙(ごい・言葉のボキャブラリー)”を

どれぐらい知っていますか?

 

といっても、どうやってその量や質を

図ればいいのか、

分からないかもしれませんね。

 

例えば

文章で相手に何かを依頼するとき

どのような表現を使いますか。

 

よく目にするのは

 

『・・・の件、

よろしくお願いいたします』

 

だと思います。

では、この伝え方以外に

文章で相手に何かを依頼する表現が

いくつ、思い浮かべられますか。

 

ちょっと、考えてみてください。

 

 

 

薄ピンクのバラ

 

出てきましたか。

 

その他の表現には

 

『・・・につて、

お願いできると助かります』

 

『・・・を、

していただけると幸いです』

 

『・・・が、

○○までに、できると嬉しいです』

 

『・・・を、

○ ○までにお願いすることは可能でしょうか』

 

 

といった、表現方法があります。

 

このように

「この言い方を、別の表現で伝えるなら、

こういった言葉や表現があります」と

事例を出すと、

みなさん、「ふむふむ」と納得されます。

 

 

で、

 

 

次に、言われるのが

「考え方や道理は、よく分かりました!

でも、その表現や言葉が

思い浮かばない、出てこないので結局、

その表現方法しか書けないんです」

 

 

確かに、それも一理ありますね!

 

他の表現方法が分からない。

すなわち、それは

“言葉のボキャブラリー”が少ない

ということなのです。

 

★ 文章をどう書けばいいのか分からない

★ 言葉が思い浮かばない

★ 良い言い回しが見つからない

 

これらの原因のひとつは、

頭の中に蓄積された

言葉のボキャブラリーの少なさにあります。

パープルの花

 

では、どうやって

ボキャブラリーを増やすのか。

 

それは、\ 読書 /です!

 

本や新聞などには、たくさんの表現方法が

記載されています。無意識のうちに

頭の中に蓄積される表現もありますが

一番良いのは、言葉や表現を意識しながら

読むということです。

 

 

言葉のボキャブラリーが少ないと

文章が書けないだけではなく

会話といった周囲との

円滑なコミュニケーションに

支障をきたすこともあります。

 

 

例えば、相手に謝るとき

 

『ごめんなさい』

『すみません』

 

と言いますが、

その表現しか出てこないと

 

『ただ、謝ればいいと思ってるでしょ』

(-゛-メ)と、なることがあります。

 

でも、別の謝り方(言葉や表現方法)を

知っていれば

それぞれのシチュエーションにあった

言葉を選び伝えることができます。

 

表現の幅が広がると

相手に与える印象や行動にも

変化を与えることができます。

 

それは、すなわち

あらゆる可能性を広げることでもあるのです。

みなさんの中には、

どれだけの語彙がありますか。

 

漢字とひらがな、読みやすさの比率

WEBで、文章を読みやすくする方法のひとつ

「漢字とひらがな」の比率についてご紹介します。

 

日本語には、漢字、ひらがな、

カタカナ、ローマ字がありますが、

よく使うのは「漢字とひらがな」ですよね。

 

私は、文中での割合をなるべく

3:7」になるよう心がけています。

漢字が「3」で、

ひらがなが「7」です。

 

その理由は、読みやすさ!です。

 

漢字ばかりだと堅苦しくなるうえ、

読みにくくなるので、漢字をひらがなにして

表記したります。

紫、白、ピンクの花々

 

例えば、次の文章の場合

新しく入社された皆様

各自の紹介と懇親を兼ねて下記の通り、

交流会を開催致します。

御多用中の所、誠に恐れ入りますが、

宜しくお願い申し上げます。

これを

新しく入社された皆さま

各自の紹介と懇親をかねて下記のとおり

交流会を開催いたします。

多用中のところ、誠に恐れ入りますが、

よろしくお願い申し上げます。

 

というように

「漢字をひらがな」に変えるだけで

読みやすくなります。

 

学会や論文といった専門分野の方々を

対象にした内容であれば、

漢字が多くても構いませんが

一般ユーザーを対象としている場合は

この比率に気を付けたいですね。

 

と言っても「ひらがな」ばかりも困りますが

みなさんも、やってみてくださいね☆

 

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オススメの文章!

みなさんは、人に何かをすすめる時

どのような書き方をしますか?

 

 

A「この本は、オススメだよ!」

 

B「私が使っているコスメを使うと、

お肌ぷるんぷるんに!絶対おすすめです」

 

C「学力向上のための勉強法をすすめた」

 

 

このように、人に何かをすすめる時には

「オススメ(おすすめ)」

という言葉がよく使われます。

 

 

文章でよく使う

「おすすめ」という漢字には主に

「お勧め」「お薦め」「お奨め」の

3種類があります。

 

 

では、ここで問題です。

 

上記、A〜Cのオススメ(おすすめ)を

漢字に直してみてください。

 

ピンクの小さな花

 

どうですか、できましたか。

では、解説と答えです。

 

 

<解説>

お勧め」は、

自分が体験したものを人にすすめる時や

誘う時に使います。

「一緒に」何かしよう!という場合が

多いですね。

 

例えば

自分の趣味やサークル活動への

勧誘などが、それに当たります。

 

お薦め」は、

人やモノを誰かに推薦する時に使います。

推薦の字からも、分かるように

この場合は、「選ぶ」という

感覚の時が強いです。

 

例えば

お店、サイト、デザイン、ファッションなど、

たくさんある中から

選んですすめるケースですね。

 

お奨め」は、

奨励という字の通り、「応援」している、

「頑張れ」といった時に使います。

 

例えば

練習、勉強、特訓、スキルアップなど

その人のためという意味合いが

含まれます。

 

ということで

 

<答え>

A「この本は、お薦めだよ!」

 

→推薦図書のように、たくさんの中から

選んでいるので、このようになります。

 

ただ、

自分が読んで良かったから!

という場合は

 

「この本は、お勧めだよ!」

 

となります。

 

 

B「私が使っているコスメを使うと、

 お肌ぷるんぷるんに!絶対お勧めです」

 

→自分が使って良かったから、

使ってみて!

という気持ちが入ってますよね。

 

 

C「学力向上のための勉強法を奨めた」

 

→応援の気持ちを考えると

こうなりますよね。

 

 

みなさんは、誰に何をオススメしますか?

 

気付かないうちに使ってしまう二重敬語

みなさんは、下記のような文章を

見かけたことはありませんか。

 

(1)先日、送付した資料はご覧になられましたでしょうか。

 

(2)先生がお見えになられましたらお声かけください。

 

(3)社長がお話になられますか?

 

 

実は、この3つの文章、すべて間違っています。

紫の花

 

正しくは

(1)先日、送付した資料はご覧になりましたか

 

(2)先生がお見えになったらお声かけください。

 

(3)社長がお話になりますか

 

となります。

 

 

「ご覧になる」

「お見えになる」

「お話になる」

「お越しになる」

「お帰りになる」

「お戻りになる」

「お会いになる」

などは、

すでに、敬語なのでそこへ

「〜れる」「〜られる」という

敬語をつけると、

二重敬語となり誤った表現になります。

 

 

みなさんも、気を付けてくださいね☆