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文章の印象を変える文末表現

 

文章には、大きく分けて

敬体」と「常体」の

2種類の文末表現があります。

 

敬体」とは、“です ます調”のことであり

常体」とは、“〜だ 〜である調”のことを

いいます。

 

敬体」では、丁寧さや親しみが表現でき

常体」では、簡潔さと説得力が表現できます。

 

ただ、この2つの文末表現が

1つの文章の中に混在すると

読みにくくなってしまうことが多いのです。

宮殿

 

<混在した文章例>

多くの高級レストランで、高級家具ブランド

○ ○○を使っています。世界のセレブに

愛好されているというのが理由

映画の△△△に出てくる部屋の

インテリアにも○○○の家具が使われており

その人気を後押ししています

このように混在した文章では、

ぎこちなさが感じられますよね。

 

敬体で統一した文章例>

多くの高級レストランで、高級家具ブランド

○ ○○を使っています。世界のセレブに

愛好されているというのが理由だといいます

映画の△△△に出てくる部屋の

インテリアにも○○○の家具が使われており

その人気を後押ししています

 

常体で統一した文章例>

多くの高級レストランで、高級家具ブランド

○ ○○を使っている。世界のセレブに

愛好されているというのがその理由

映画の△△△に出てくる部屋の

インテリアにも○○○の家具が使われており

その人気を後押ししているのである

 

いかがでしょう。

「敬体」「常体」を統一した方が

すんなり読めますよね。

 

書き慣れた方なら、「敬体」「常体」が

混在しても、上手くまとめられるのですが

慣れていない方なら、文章の文末表現は

統一する方がいいでしょう。

 

みなさんも、やってみてくださいね!

 

 

 

「さ」入れ言葉

「ら」抜き言葉に続き

「さ」入れ言葉についてです。

「ら」抜き言葉についての記事はコチラ

 

その名の通り

「ら」抜き言葉は、

「ら」が入らないことでNG表現になりますが

「さ」入れ言葉は、

「さ」が入ることでNGになる表現です。

紅葉する山々

 

例えば

「これより、隣室のパーティー会場へと

移らせていただきます」

「お荷物を、預からせていただきます」

「資料を、見せていただきます」

など、があります。

 

が、

 

正しく

移らせていただきます

(または、移動いたします)

預からせていただきます

(または、お預かりいたします)

見せていただきます

(または、拝見します)

となります。

 

みなさんも、気を付けてくださいね☆

 

「ら」抜き言葉

テレビを見ていると

「ここまで来れたのは、私を支えてくれた

皆さんのおかげです」

「この魚は、食べれるんですか?」

「その衝撃の映像が見れます」

のような会話を耳にすることがあります。

 

こういった口語(話し言葉)は

テレビの画面にテロップとして

表示されることも多いですよね。

 

でも、画面をよくよく見ると

テロップでは、

少し違う表現をしているのですが、

どこが違うか、分かりますか?

湖の夕景


テロップでは

「ここまで来れたのは、私を支えてくれた

皆さんのおかげです」

「この魚は、食べれるんですか?」

「その衝撃の映像が見れます」

(口語がそのまま、テロップになっていることも

ありますが。。。σ(^_^;) )

 

そう!注目して欲しいのは

 

ここまで来れた、

食べれるんですか?

映像が見れます。

 

の箇所です。

 

これらの文章は、「ら」抜き言葉といって

「食べる」「出る」「見る」「着る」などの動詞を

「〜られる」という可能形にするときに

「ら」を抜いた言葉のことをいいます。

 

誤)食べれる → 正)食べられる

誤)出れる → 正)出られる

誤)見れる → 正)見られる

誤)着れる → 正)着られる

 

となります。

 

この「ら」抜き言葉については

色んな見解があるのですが

話し言葉では、容認しても

正式な表現としては、

認められていないのです。

 

みなさんも、気を付けてくださいね☆

 

 

数字を使うと伝わりやすい

読んでも、そのことを

忘れてしまう文章

記憶に残る文章があります。

 

例えば

「その花屋には、たくさんの種類のお花が

並べられています」

 

という文章では、興味も湧きませんし

そのお店に行ってみようと思う方も

少ないでしょう。

 

そこで、

先の文章を数字を使って書き直す

 

「その花屋には、20種類・15色のバラと

10種類・4色のユリ、ピンク・イエロー・オレンジの

3色のガーベラや8色のチューリップなど

全部で100種類以上、色とりどりのお花が、

いつも並んでいます」

ピンクと白の花束

 

最初の文章の「たくさん」という表現だと

20種類かもしれないし、50種類かもしれない

人によって捉える数字が、

それぞれ違うため曖昧な印象になります。

 

でも、数字を使って種類や色を表すことで

100種類以上の色んな花があるのなら、

気に入る花があるかもしれない!

色々、選べるよね!

素敵な花束ができそう!

 

という興味が湧き、お店を覚えてもらえたり

来店してもらえる確率があがるのです。

 

みなさんも、やってみてくださいね☆

 

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数字がもたらす影響力

反響を上げる文章のポイント

文章には、「ふ〜ん」と流し読みするものや

途中で、読むのを止めてしまうもの、

逆に「えっ、それ知りたい!」と思って

最後まで読んでしまうものがあります。

 

流される文章」と「読まれる文章

 

さて、あなたが書いた文章は

どちらでしょう。

 

今回は、興味を引き、反響を上げるため

文章のポイントについてお話します。

赤い花のつぼみ

 

せっかく、書いたのですから

できれば、最後まで読んで欲しいですよね。

 

それが、ビジネスとなれば尚更です。

 

お客様の目に止まらなければ

商品やサービス内容に

興味をもってもらう、

認知してもらう、購入してもらう、

といったことが難しくなります。

 

 

例えば

アロマに関するこの文章

<事例A>

あまい香りの中に、凛と咲く草花。

そんな、お花畑をイメージした

10種類のフレグランスです。

 

リラックスしたいときの

オススメの逸品です。

 

いかがでしょう。

 

この文章を

あなたは、流し読みしました?

それとも、興味を持ちました?

 

たぶん、「そうなね〜」ぐらいで

流し読みされた方が多いのでは

ないでしょうか。

黄色とオレンジの花

 

では、興味を持って読んでもらうには

どうすればいいのか。

 

 

それには、読み手に

「これ、自分のことだ!」

「それが、知りたかった!」

思ってもらう必要があります。

 

 

例えば

先ほどのアロマの紹介なら

<事例B>

ストレスや不規則な生活習慣などで

眠りが浅い、熟睡できないといった方には

「ラベンダー」や「オレンジ」といった

アロマをオススメしています。

 

デスクワークなどで、首や肩のコリが

ひどいときには、ストレッチと一緒に

「ユーカリ」や「ローズマリー」などの

アロマを使ってみてはいかがでしょう。

 

どうでしょうか。

 

最初の<事例A>の文章とは違って、

アロマを使う上での

具体的な事例を入れてみました。

 

こうすると、睡眠で悩んでいる方

肩こりなどの症状がある方に

興味をもって、読んでもらうことができます。

 

<事例A>では、

みんなに共通する内容が書かれているため

内容が漠然としています。

つまり、不特定多数を対象とした文章です。

<事例B>では、

その人にあった、香りの選び方について

書かれています。

つまり、特定の人に向けた文章です。

 

不特定多数に向けた文章よりも

特定の誰かに向けた文章の方が

より興味が湧きやすく

「自分のことだ!」

「自分に必要な情報かも!」と

思ってもらえます。

 

もし、読み手に

その内容が該当しなくても

自分の周囲にいる誰かをイメージして

読むことができ、プレゼントとして

購入してくれるかもしれません。

 

 

あなたの文章が、ますます

読まれる文章になりますように!

 

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