知りたいことを得るための質問

文章を書く(ライター)という仕事柄、
「書き方のコツって、あるんですか?」といった
文章に関する質問をよくいただきます。

私は、いつもその返答に困ってしまうのです。
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なぜなら、
この質問の中には、文章作りに関する
あんなことや、こんなことといった
複数の疑問が凝縮されているから。

 

残念なことに、こういった質問の仕方では
自分が欲しいと思う回答がえられないことを、
ほとんどの方が気付いていないのです。

 

一言に、全ての疑問を凝縮した質問は、
漠然としてしまい、
何に対して返答すればいいのか、
分からなくなってしまいます。

 

聞きたい疑問があるときは、
質問を一括りにするのではなく
「書いているうちに、話しが
まとまらなくなるんです。
どうすればいいですか」や
「何を、どう書けばいいのか
分からないんです」というように
具体的な質問を言ってもらえると、
回答しやすくなります。

 

こういった理由から、冒頭のように
「書き方のコツって、あるんですか?」と
聞かれると私は
「何をどう聞くか、がポイントです」と
皮肉を込めて返答します。
(相手が、それに気付いているかどうか不明ですが。。。笑)

 

事実、私の仕事の約9割は、
取材から原稿におこすケースがほとんどです。
取材時に、相手に何を問いかけ、
どんな言葉を引き出すかで
原稿の内容が変わります。

 

私の質問が漠然とした曖昧な内容だと、
相手も返答に困り、あやふやな回答しか
できないのです。

 

結果、良い原稿は書けなくなります。

良い原稿を書こうと思えば
「聞く力」も大切なのです。

 

みなさんは、具体的な質問ができていますか。

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