間違いやすい慣用句(2)

ブログやSNSなどの文章もそうですが、

会話の中でも間違った

『慣用句』の使い方をしているケースを

見聞きします。

 

例えば

1)あのお店は、敷居が高くて行けない。

2)あいつは、姑息なことをする奴だ。

みなさんは

“敷居が高い”や“姑息(こそく)”の

それぞれの意味を理解していますか。

 

1)“敷居が高い”について

高級だから、上品だから、

身分不相応だからという意味を

連想するかもしれませんが

これは、間違いです。

 

“敷居が高い”とは

義理を欠く、迷惑をかけた、面目がない

そういった理由で、

その人の家に行きにくい

という意味で使います。

 

いわゆる、合わせる顔がない

という場合です。

 

よって、

高級そうなので行けない、と言いたくて

その慣用句を使ったのに、

実際の意味としては

そのお店に、迷惑をかけたことがあるので

行きにくいという意味になってしまいます。

ラウンジ レストラン

 

2)“姑息(こそく)”について

姑息と聞いてイメージするのは

“卑怯(ひきょう)”かもしれませんが

これも間違いです。

 

“姑息”とは

姑は、「しばらく」のこと、

息は、「休む」を意味することから

一時しのぎ、その場しのぎ、

という意味になります。

 

よって、

あいつは卑怯な手を使った、

と言いたいのに

間違った使い方をしてしまったので

あいつは、その場で一時対応

(応急手当、救急対応)をしたとなります。

握手

 

慣用句の意味をしっかり

理解して使わないと

自分が言いたいことと、

まったく違う意味になってしまいます。

 

みなさんも、気を付けてくださいね。

 

間違いやすい慣用句(1)】はコチラ

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