『風にとけた魔法』〜氷解、昇華への序章〜

消える女性

 

呪縛という名の 魔法がとけるとき

古い私が 風にとけていく

 

とても不思議だ

 

あんなに頑だったものが

みるみる軽くなっていく

 

今まで 重くのしかかっていた 鎧が

ゴソゴソと 落ちるように

何万年の時を経て 固まった

流氷が崩壊するように

今までの古い概念が 何度も何度も

ズドーンッと 剥がれ落ちていく

 

すべてを 洗い流すかのように

古い私が 風に溶けて 消えていく

 

今まで ココロを縛っていた 言葉も

チャレンジを制限する 思考も

変化を恐れた 習慣も

一歩が踏み出せなかった 行動も

 

すべては 自分の 思い込みで

どれも 勝手な 勘違い だったことに

気付き 腑に落ちた

 

それらを 認め 観念 降伏し

抗うことを 止めただけで

それらの しがらみの すべてを

柔らかく温かな 風が しなやかに

あっさりと さらって行った

 

今までのことが

なんだったのかと 思うほどに

 

気持ちが 氷解し

凝固なココロが 昇華していく

魔法がとけた 心の世界は

こんなにも 広く 大きいことを知った

 

不要なものを

すべてを脱ぎ捨てた 古い自分 と

新しい時代の 新しい概念 を

アップデートしていく 新しい自分 との融合

 

物語は まだまだ 序章

 

これから この新しい世界で

新しい挑戦 と 冒険が はじまる

 

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