「など」を使うときの配慮

文章の中で、複数の要素があるとき

「・・・など」を用いて、それらを

まとめて表現することが多いですよね。

 

例えば、こんな文章

A. 根野菜には、人参などがあります。

B. 経営を発展させるために、

対策などが必要だ。

この文章に対する印象は

いかがでしょうか。

 

みなさんの中で、

明確な理由は分からないが

なんだか物足りない感じを受けた方も

いらっしゃるのではないでしょうか。

雪の野原

 

では、これだとどうでしょう。

A. 根野菜には、

 大根・ジャガイモ・人参などがあります。

 

B. 経営を発展させるために、

 会社の経営や経費を管理する事業計画や

 税務会計などへの対策が必要だ。

最初の文章に比べ、

読んでスッキリしますよね。

 

最初に感じた物足りなさの理由は

A. は、たくさんある根野菜の中で

1つしか野菜名をあげずに

「など」を使ったので

根野菜を知らない人にとって

他に何があるのか、モヤッとした気分になる。

 

B. は、「など」が付いているので

複数のことが推測されるがどんな対策が

必要なのか、まったく分からない。

 

「・・・など」は、便利な言葉ですが

その中身や複数の要素を

例として少し盛り込まないと

分かりにくくなってしまいます。

 

みなさんも、気をつけてくださいね!

 

 

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