「損をしない」と「得する」の心理作用

街の中、社内吊り、駅のポスターなどで

「○歳以下の方は、無料です」

「無料キャンペーン実施中!」といった

広告を見かけることがあります。

 

その文章を見つけると

「なに、なに?」と興味あり気に

読んでしまう、私。。。σ(^◇^;)

 

なぜ、読んでしまうのか。

それは

得する」話しではなく

損しない」話しだからです。

 

何かの時に

『人は、自分が得したことより

損することに、大きな衝撃を受ける、

という心理がある』

と書かれた本を読んだことがあります。

 

まさしく、その通りで

人は、得したことよりも

損しないことの方に気が向くのです。

 

カメラ カメラを構える男性

 

例えば、

あなたが、一眼レフカメラがすっごく

欲しかったとします。

そこに、こんな広告が目に入りました。

A

今なら、最大30%OFFで購入いただけます!!

B

使って気に入らなければ、全額返金いたします!

 

あなたなら、AとBどちらの広告のカメラを

購入しますか?

 

たぶん、Bですよね。

 

Aは、得をする話しですが

Bは、損をしない話しです。

 

ある行動経済学の権威ある学者が

行った実験でも

『損をすることで受ける衝撃』は

『利益を得た喜び』を上回るとされています。

 

そこに目をつけた、アメリカのある百貨店が

「3年間返品無料サービス」を実施し

売り上げを伸ばしたそうです。

 

売る側とすれば、ヒヤヒヤするサービスですが

実際に返品があったのは数件だったそうです。

 

年数が経っても返品できるとう安心のもと

購入するのですが、いざとなると

少々、気に入らなくても返品が面倒だ

という心理が働くのだそうです。

 

これは、購入者の心理作用をうまく

活用した販売のしかただと思います。

 

 

みなさんが扱う商品やサービスには

どんな、安心がついていますか。

 

これは、金額に限ったことではないのです。

この機会に、考えてみてくださいね。

 

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