『艫綱(ともづな)を解くとき』

船 シップ

 

人生という 大海原で 迷う時

疲れ果てた その体と 思考は

誰かに すがりたくなる かもしれない

 

自分の 船のオール は

自分で 漕ぐもの

 

自分を なんとかするのは 自分自身でしかない

他の誰でも ない

 

判断力が低下した その隙間に 忍び込む者に

自分のオールを 預けてはいけない

 

舵をとるのは 自分であり

他の誰か ではない

 

誰かの 意見や経験は 参考になるかもしれない

けれど

 

信じるのは 自分自身の感覚

自分の 感情は

自分の 体は

何を感じ どう反応したか

 

それは 自分自身からの メッセージ

 

自分自身の反応を

ほんのわずかな その違和感を

見逃してはいけない

 

自分の 人生は

誰かに 何とかしてもらうものでは ない

 

誰かの 言葉や気持ちは 支えになるかもしれない

けれど

 

何が どうであれ 最後の最後に

自分を助け 支えるのは 自分自身だ

 

弱った心に 入り込む者に

自分のオールを 預けてはいけない

 

自分の人生を 歩けるのは 自分だけ

他の誰も 自分の人生を

歩くことはできないのだから

 

自分を 生きるとは

自分の 感覚を信じ

自分の 手で

自分の 足で 歩いて行くもの

 

 

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