書く前の準備も大切!そのリスト項目とは

みなさんは、文章を書くとき

どのように書き進めていますか?

 

文章を作るうえで、

「文章を書いていると最終的に、

何が言いたいのか分からない文章になるんです。

どうすれば、いいでしょう」

という質問をよく受けます。

 

伝えたいことがあって、その内容を

書いたつもりなのに、何がいいたいの?

そんな文章になったとしたら、それは

「テーマ」や「伝えたい対象者」といった

絞り込みの不十分さが原因かもしれません。

花束

 

そこで、その解決策として文章を書く前に、

次のことをやってみてください。

 

<書き始める前の準備>

1)伝えたい内容、テーマを決める

2)書くための資料、データーを確認

3)伝えたい対象者を具体的に絞る

4)書く内容を箇条書きにして、まとめる

 

例えば、

「桃」を題材にした瓦の場合

1)テーマ:屋根瓦について

2)資料:「桃」に関する資料を確認し、まとめる

3)対象者:住宅購入を考えている30代半ばの夫婦

4)書く内容(書く順番)

1つ目、瓦で出来た屋根の桃について

2つ目、桃に関する逸話

3つ目、住宅購入時に検討してね!

 

<タイトル>

なぜ、屋根瓦に「桃」の装飾?

 

<小見出し>

日本人として知っておきたい「桃」との意外な関係!

 

<本文>

戸建ての購入を検討されている

30代の若いご夫婦が来店され

屋根の仕様について、アレコレと悩んで

いらっしゃいました。

 

その夫婦の目に留まったのが

展示していた鬼瓦や桃、お花、家紋などを

象った瓦でした。

 

「この『桃』かわいい♪」と奥様が反応する横で

ご主人様が「なぜ、桃?」と不思議そうに

していました。

 

みなさんは、神社やお寺の屋根に、

「桃」の形をした可愛い瓦が、ちょこんと

載っているのを見たことありませんか。

 

なぜ、屋根瓦に「桃」が?

 

このご主人様と同じように思った方も

多いかもしれませんね。

 

実は、この「桃」の形をした瓦には

建物(家)を守るという意味があるんです。

 

日本古来より、「桃」は『魔除け』として

珍重されてきました。

 

古事記に、桃の魔除けに関する話しが

出てくるのは有名ですよね。

 

イザナギノミコトという男の神様が

亡くなった妻・イザナミノミコトを

連れ戻そうと黄泉の国へと向かいます。

 

やっと妻と会えたものの、

約束をやぶってしまい、

鬼たちに追われてしまいます。

 

逃げる途中、色んなものを

鬼に投げつけるのですが効果は薄く

黄泉と地上の境まで来たときに

桃の木を見つけ、その実を投げると

鬼たちが桃の実を嫌って退散したのです。

 

無事に、地上に戻ることができた

イザナギノミコトは、桃に向かって

「私を助けたように、人々が

困っているときは、助けるように」と

使命を与えたのです。

 

 

みなさんがよく知っている

「桃太郎」のお話しも、そうですよね。

 

魔除けの「桃」から生まれた桃太郎が

邪気の「鬼」を退治する昔話。

 

 

それに、3月3日のお雛祭りは

「桃の節句」として

桃の花を飾りますよね。

 

 

中国では、桃は不老長寿の果物といわれ

霊力が備わっているとされてきました。

また、その形から「豊穣」や「多産」を

意味しているともいいます。

 

<2つ目の小見出し>

自分の家の屋根瓦に「桃」を!

 

<2つ目の本文>

一家の主なら、やはり

家族の安心と安全は守りたいもの。

 

新築にかかわらず、屋根の葺き替え時などに

「桃」の効力にあやかってみませんか。

 

もちろん、桃以外にも

従来からの鬼瓦はもちろん

今では、ネコやリスといった動物をはじめ

ご自身の趣味など好きな物を象った瓦を敷き

屋根を葺くお家もあります。

 

住む方の個性と美意識が光る

見上げてこそ、目に留まる隠れた装飾を

ぜひ、ご検討ください。

チューリップ つぼみ

 

少し長くなりましたが。。。σ(^◇^;)

いかがでしょう。

 

 

文章は、書く前の準備も大切なんですよ!

これは、プロなら誰でもやっていることで

やみくもに筆を走らせるだけでは

文章が、まとまらないのは当然なのです。

 

みなさんも、下準備しっかりしてくださいね。

 

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