お内裏様は、お殿様じゃない!!

ひな祭りの「ひな」とは

『小さく愛らしいもの』という意味で

古語は「ひいな」と言います。

 

平安時代、宮中では

人形を着飾ったり道具を使って遊ぶ

ひいな遊びが流行っていました。

今でいう“おままごと”ですね(*^-^*)

 

江戸時代になって、飾るものになり

嫁入り道具の一つにもなったそうです。

また、その家の財力を表すものとして

ひな壇が誕生し豪華になったとも言われています。

お雛様 女雛

 

♪明かりをつけましょう、ぼんぼりに〜

お花をあげましょう、桃の花〜♪

という、ひな祭りの代表的な歌がありますよね。

 

その少しあとに

「お内裏様とお雛様♪二人並んで・・・」

と続きますが、実はここに間違いがあるんです!

 

ほとんどの方は、

お内裏様は、男雛(お殿様)で

お雛様が、女雛(お姫様)だと思っていますが

違うんです!

ウソーン!!Σ(;゚ω゚ノ)ノ

 

お内裏様とは、

男雛と女雛の両方を指しており

お雛様とは、

男雛、女雛、三人官女、五人囃子、随身、仕丁の

すべての人形のことを言います。

 

なんてこった、

子どもに間違えて教えちゃったよ〜

/(´o`)\オーノー!!

って方は、訂正しましょうね(⌒∇⌒)ノ

 

噂によれば、

作詞者が間違いに気付かないまま作詞し

それが、そのまま歌になり

そして、大衆に広まってしまった。

というのが経緯のようです。

桃の花

 

ひな祭りは、「桃の節句」とも呼ばれます。

桃の木には、邪気を払う力があるとされているため

健やかな子どもの成長を願う節句に

ふさわしいことから、そう呼ばれるようになりました。

 

お雛様のひな壇で飾られる植物といえば

『左近の桜と右近の橘』ですね!

 

桜や橘には、古来より

「魔除けや邪気を払う力」があると

伝えられており、

特に橘は「不老長寿」の力が宿ると

考えられています。

 

 

どの花をみても、美しく

子どもの健やかな成長を願う気持ちが

よく現れていますよね。

 

みなさんは、ひな祭りをどのように過ごしますか。

 

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