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読みやすい文章は、見た目もスッキリ!

ブログやメルマガなどを見ていて、

良い文章なのに、

なぜか読みにくさを感じることありませんか。

 

それは、文章の見た目

問題があるかもしれません。

 

「えっ、Σ( ̄▽ ̄ノ)ノ 文章なのに見た目?」

そう思われた方もいるでしょうね。

 

そう、見た目です(*^-^*)

 

例えば、

次の<A><B>では

どちらが、読みやすいでしょうか。

 

<A>

別名、南蛮柿(なんばんがき)や

唐柿(とうがき)とも呼ばれるイチジク。

イチジクは漢字で無花果と書きますが

花が無いわけではありません。

実の中に小さく白い花を咲かせるのです。

食べたときに、プチプチとした

感触がありますよね。あれが花なんですよ。

<B>

別名、南蛮柿(なんばんがき)や

唐柿(とうがき)とも呼ばれるイチジク。

 

イチジクは、漢字で「無花果」と書きますが

花が無いわけではありません。

実の中に小さく白い花を咲かせるのです。

 

食べたときに、

プチプチとした感触がありますよね。

あれが花なんですよ。

いちじく ねこ

 

いかがでしょう。

<A><B>どちらが読みやすかったですか?

 

たぶん、ほとんどの方は

<B>と答えたはずです。

 

書いてある内容は、両方とも同じなのに

なぜ、読みやすさに違いがでるのか。

 

<B>に施したのは、下記の3つ

1)話しを分かりやすくするため

 話しの内容ごとにまとめ行間を空けた。

 

2)イチジクは、漢字で「無花果」と・・・

 の箇所に「、」と「」を加えた。

 

3)最後の段落のところで、

 改行の位置を変えた。

 

行ったことは、たったこれだけ!

ほんのわずかなことが

読み手に与える印象を変えてしまうのです。

 

みなさんも、やってみてくださいね。

 

「暗黙知」という知識の差をうめる

子どもにも、分かりやすく伝えることで

知られている池上彰さんが

以前、こんなことを言っていました。

 

「分かりやすく伝えるとは、

暗黙知のギャップに気付くことだ」と。

 

「暗黙知」とは、学校で教わった自覚のない

自然に身についた知識のことを言います。

雪山 登山

 

池上さんが、NHKの「こどもニュース」を

担当していた頃、子どもたちに

分かるようになっているか

本番前に読み聞かせて、内容が分かるまで

書き直していたそうです。

 

その時の出来事として話されていたのが

次の文章です。

大学生14人が冬山に登ったら、

雪が深くて下山できなくなりました。

というニュースを読んだとき

子どもたちから

「なんで、寒くて危険な山に登ったの?」と

質問が出たそうです。

 

私たち大人は、冬山登山というものを

知っていますが、子どもたちは知りません。

これが「暗黙知」のギャップなんです。

 

そこで、ニュースの原稿を

大学の○○○部という山登りを楽しむ

クラブの学生14人が、クラブ活動で

冬山に登ったところ、雪が深くて

下りられなくなりました。

という文章に書き直したそうです。

 

伝える側と

受け取る側の

知識の差を知ることが、

「わかりやすく伝わる」ことになる!

ということなんですね(^∇^)

 

みなさんは、自分の伝えたいことと

世の中の方々が知っていることの

ギャップを理解していますか。

 

「教授」と「教示」、正しいのはどっち?

ビジネスシーンにおいて、

電話やメール文などで、こんな対応を

見聞きしたことありませんか。

 

「・・・について、ご教授いただけますか」

 

これは、その事について

教えて欲しい時やその情報が欲しい時に

よく使われる表現です。

 

が、

この「教授」という表現

実は、間違っているんです。

ビジネス 仕事 パソコン

 

「教授(きょうじゅ)」に似た言葉で

「教示(きょうじ)」というのがあります。

 

多くの人が「教授」と「教示」を

勘違いしているんですよね。。。

「教授」とは、

学問や芸術(技芸)など、

高度な技術や技能を教え授けることを

言います。

「教示」とは、

教えてください、を丁寧にした言い方で

知識や方法を教えること、伝達することを

意味します。

 

簡単に言うと

 

「教授」は、長期に渡って

専門的知識を教えてもらう場合。

英語だと「teach」です。

「教示」は、ちょっと教えてぇ〜、

といったイメージでしょうか。

ちょっとカジュアルな例え方ですが

英語だと「tell」になります。

 

よって、ビジネスシーンなどで

分からないことがあって

相手にそれを聞きたい場合は

「ご教示ください」

「ご教示いただきたく存じます」

が、正しい表現になります。

 

みなさんは、何かを教えてもらう場合

どんな表現をされていますか。

 

なるほど!と納得する表現

日常の会話で、「なるほどですね〜」

という言葉を、耳にすることって

ありますよね。

 

この表現について

「これって、どうなんでしょう?」

と、質問をいただきました。

 

 

「なるほどですね〜」には

「なるほど、そうですね」が短縮された、とか

「なるほど」に丁寧語の「です」が付ついた

といった諸説があります。

 

「なるほど」は、

すぐに、とても、よく、ぐんぐん、

などを指す「副詞」と

へぇ〜、わぁすごい、やったー、

などを示す「感動詞」に区別されます。

 

若い世代にとってこの表現は、

感動詞(感嘆)として

使われていることが多いように感じます。

 

その一方で「なるほど」という言葉は

“他人の言葉を受け入れて、

自分も同意見であることを示す”という

意味も持っています。

 

「なるほど」を言い換えると

「確かに」「やはり」「思った通り」

「まさしく」「その通り」などになるため

「なるほど・・・だ」は

「確かに・・・だ」

「やはり・・・だ」

「まさしく・・・だ」という表現になります。

なるほど

 

ただ、

一方では、共感を示す感嘆に聞こえますが

一方では、横柄だったり、

上から目線のように聞こえてしまいます。

 

このように、捉えられ方が

分かれる場合は、

使う場面や相手によって、

使い分けが必要となります。

 

 

知人・友人・会社の同期といった

気心の知れた間柄であれば

「なるほどですね〜」は、

いいかもしれませんが、

目上の方やビジネスシーンなど

誤解をうみたくない場面での使用は

不適切といえるでしょう。

 

目上の方やビジネスとして使う場合は

「おっしゃる通りです」

「私もそのように思います」

「ためになります」といった

表現がふさわしいですね。

 

 

うっかりやっちゃいそうですが。。。

みなさんは、大丈夫ですか。

 

続きが読みたくなる文章の書き方

反応を上げたいと思って一生懸命、

文章を書いているのに、

アクセス数や反響が伸びない。

 

 

そんな悩みを聞くことがあります。

 

 

原因は、いくつかあるのですが。。。

今回は、その改善策の一例をご紹介します。

グラフ

 

まず、注目すべきことは

冒頭の書き出し>です。

 

読み始め(冒頭)で、

書かれている内容に、興味が湧かなければ

その先の文章で、

どんなに良いことが書かれていても

読まれる確率は下がります。

 

例えば、

みなさんは、次の<A><B>

どちらの文章の続きが読みたいですか。

また、どちらの販売会に行きたいですか。

<A>

○ ○地方で採れる美味しい野菜を

販売している○○会社です。

 

○ 月○日から、新鮮野菜のチェック方法とともに

その日の朝に収穫した、新鮮な野菜を

販売したいと思います。

みなさん、ぜひお越しください。

 

場所は・・・

<B>

○ ○地方で採れる美味しい野菜を

販売している○○会社です。

 

食品の安全について注目されることが多い昨今。

みなさんは、何を基準に野菜を選んでいますか。

 

実は、体の健康を考えた

野菜の選び方や見た目では分からない

鮮度のチェックの仕方があるんですよ。

 

その方法を○月○日から行う販売会で

実際に野菜を見ながら

お話ししたいと思います。

 

と言いつつ、

それまで待てない方もいると思うので

少しだけお話しすると・・・

野菜

 

さて、みなさんは<A><B>

どちらの販売会に行きますか。

 

 

たぶん<B>ですよね。

 

 

なぜ、そうなるのか。

<A>について

新鮮野菜のチェック方法、と

いきなり言われても戸惑いますよね。

 

もしかしたら、そんな情報いらないから

新鮮な野菜だけ買いたいわ。

って言う人もいるかも知れません。

 

書き手の伝えたいことが伝わっていませんし

読み手の興味も薄々です。

<B>について

まず、食の安全性、野菜選びの基準は?と

世の中の動きとともに、

問題提起をしています。

→ 確かにそうね、と読み手の同意を得ます。

 

チェックの仕方があります、と

解決策を提示しています。

→ そんな方法があるんだ、知りたい!と

  情報を与えるキッカケを作ります。

 

その方法は、と続いています。

→ 何なに、と興味津々になります。

 

話しの筋道をつけて

順に文章を構成することで読みやすくなり

次の一文が読みたくなります。

 

そうすると、最後まで読んでもらえる

確率が上がり反響もアップしやすくなるのです。

 

みなさんも、ぜひやってみてくださいね。

 

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