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スポーツのインタビューが気になる件

野球やサッカー、ラグビーなど

テレビ中継に釘つけになっている方も

多いのではないでしょうか。

球場 スタジアム

 

レポーターが

「○○選手が、おもむろにストレッチを

始めました。ライバルの△△選手は

気の置けない相手です」

という中継とともに、映像が流れます。

 

また、別のチャンネルでは

引退を決めた選手が

「そろそろ、潮時だと思ったので・・・」

という記者会見もありました。

 

 

さて、ここで問題です!

レポーターの中継と引退のインタビュー

この2つの話しの中に、

聞き手が間違ったイメージを

しやすい言葉が1つ、

間違った使い方をしている言葉が2つ

あるんですがみなさんは、分かりますか?

 

 

もう一度、文章を読み直してみてください。

 

ラグビー

 

 

分かりましたか?

 

 

サッカー

 

では、回答です!!

 

まずは、

『聞き手が間違ったイメージを

しやすい言葉』から。

 

それは、

「おもむろにストレッチ・・・」です。

この「おもむろ」という言葉は

<突然、もしくは急に何かを始める様子>

だと思っている方も多いのですが、本当は

<落ち着いて、ゆっくりと事を始める様>を

言います。

「おもむろにストレッチ・・・」

という文章をみて

突然、ストレッチを始める様子を

イメージをした、あなた。。。

間違ってますよ!

 

正解は、

「ゆっくりストレッチを始める姿」です。

 

次は、2つの

『間違った使い方をしている言葉』です。

 

1つ目は、

「気の置けない相手です」です。

「気が置けない」とは、本来

「気遣いをする必要がない」

という意味なので、気が緩んでいる状態のこと。

「油断できない」わけではないんですよね。

2つ目は、

「そろそろ、潮時だと・・・」の部分。

「潮時」とは、

「物事をするのに、丁度良い時期」

いわば、グッドタイミング(o^-‘)b 

という意味なので

「引き際」のことではないんですよ。

 

間違っていた方は

これを機会に、覚え直してくださいね。

 

 

テレビの前で、スポーツ中継を見ながら

「キャー」とか「おおお!!」とか言いながら

アンテナに色んなものが引っかかっている私。

 

みなさん、選手はもちろん

アナウンサーの言葉にも注目ですよ〜。

なんてね。。。。(⌒∇⌒)ノ

 

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文章を書くとき、何に気を付ければ

いいですか?

 

そんな質問をいただきます。

 

言い出すと、きりがないのですが

強いて言えば

 

 

 

気持ち」ですね。

 

 

 

なんだそれ?( ̄  ̄)

ですよね。。。すみません。

 

 

でも、精神論を述べているわけでは

ないんですよ(*^-^*)

文章を書く

 

気持ちの入っている文章と

整えただけのうわべの文章、

読み手は、それをちゃんと感じ取ります。

 

極端にいえば

文章が少々おかしくても

気持ちが入っている文章は

読み手にしっかり届きます。

 

逆に、間違いのないキレイな文章でも

そこに、書き手の気持ちがこもっていなければ

読み手の気持ちを動かすことはできません。

 

 

 

昨年、電撃結婚したあの芸能人は、

40通の手紙を送ったとか。

一度も、返事がなかったものの、

その気持ちは、しっかり届いていたんでしょうね。

ウェディング 結婚

 

みなさんは、

誰に、どんな気持ちを届けたいのでしょう。

 

そして、

なぜ、その気持ちを届けたいと

思うのでしょうか。

 

 

もし、この問いに答えられないとしたら、

これから自分自身の想いの棚卸しが

必要かもしれません。

 

文章の筋道は、外から内へ

不動産(住宅)を得意分野としている私。

当然ながら、この物件の特長を

記事にして欲しいという依頼が

たくさんやってきます。

インテリア 室内

 

不動産物件の特長は、千差万別です。

 

そんなとき、

何から書き始めるのかというと。

大枠(外)からピンポイント(内)に

向かって、話しの筋道(文章構成)を

決めて、書き進めていきます。

といっても、ちょっと

分かりにくいですよね f^_^;

 

どういう事かというと

 

例えば

Aという物件があったとします。

文章の構成として

1)最寄り駅からの徒歩分数

2)物件が建設される地域の特長

3)スーパーや公園など、現地周辺にある

生活に欠かせない各施設とその距離

4)A物件の総戸数や共用部、

平米数、平均価格などの特長

というように、

物件から遠い所(外)から

物件(内・ピンポイント)に向かって、

1)〜4)の順番に紹介していきます。

 

こんな風に、話しの筋道ができれば

あとは、特長を拾い上げて書くだけです。

インテリア 室内

 

これを、みなさんが扱う

商品やサービスに置き換えてみてください。

 

例えば

お花屋さんの場合

オススメの花を1種類、決めます

1)産地の話し

2)栽培方法について

3)香り・色・花言葉といったその花の特長

4)お花を飾ることで得られる効果(利点)

花束 チューリップ

という流れになります。

 

ヨガ教室の場合

オススメのポーズを1種類、決めます

1)ヨガとは何のためにある

2)ヨガで得られる効果

3)このポーズで、改善されるもの

ヨガ

という流れになります。

 

 

みなさんも、外から内に向かって

文章の筋道を考えてみてくださいね。

 

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文章を書いていると、うっかり

やってしまいがちなのが

〜が、〜を、〜の といった格助詞を

連続して使ってしまうことです。

 

例えば

<A>

水質きれいな湖、日本には

○カ所ある海外ではどうだろう。

 

<B>

空き家クリエイター

本気で目指す方々サポートする

場所として提供する。

 

<C>

ガーベラ色がキレイだ。

 

上記の文章には

<A>は、〜が が3つ

<B>は、〜を が3つ

<C>は、〜の が3つ

 

が、ひとつの文章の中に

連続して使われています。

 

こうなると、全体の流れ(リズム)が

悪くなり、読みにくい文章になります。

 

連続して使うのは、最高2回に

抑えるのがベストです。

 

湖

 

連続使用を1回にして、書き直すと

<A>

水質のきれいな湖は、日本に

○カ所あるが海外ではどうだろう。

 

<B>

空き家を、本気でクリエイターに

なりたい方々へ

サポートの場として提供する。

 

<C>

庭に咲くガーベラの花が色鮮やかでキレイだ。

となります。

 

 

みなさんも、連続使用に

気を付けてくださいね。

 

「ありがとう」の意味を改めて知る!

以前、「日本のしきたり」に関する

講義を聞く機会がありました。

 

人日の節句、重陽の節句など

日本の風土や文化に根ざした

季節行事や考えをはじめ日本語の使い方や

成り立ちなどについて話されていて

とても、勉強になる内容でした。

 

そのお話しの最後に、質疑応答の時間があり

参加されていた年輩の女性から

こんな質問が出ました。

 

「目上の方に『ご苦労様』の言葉は

適さないと聞いたのですが、その言葉以外で

どんな言葉を使えばいいのでしょう」

 

と言うもので、続けて

 

「ご近所の方で、いつもしんどい作業を

してくださる方がいるんですが

『ご苦労様』とは言えないので

どう伝えればいいのか、迷うんです」

 

と言うのです。

 

確かに、『ご苦労様』は

年上、上司といった目上の方が

年下、部下などを気遣ってかける言葉なので

相手が、自分より目上の方であれば

『ご苦労様』は、失礼な言葉遣いになります。

 

そこで、講師がその女性に対し

「あなたは、その人に何を

伝えたいんですか?」と問いかけました。

 

すると、その女性は

「感謝の気持ちを伝えたいんです」と

おっしゃるのです。

 

で、出た答えは

「では、『ありがとうございます』で

いいんじゃないですか」という

実に明白なものでした。

ありがとう サンキュー

 

そして、その講師の方は

「ありがとう」という言葉について

お話ししてくださいました。

 

『ありがとう』の語源は、

『有り難い』になり

『有る』ことが『難しい』と書きます。

 

要するに『あり得ない』ようなことが

おこったことへの感謝の言葉なんですよ。

 

「ありがとう」を分解すると

「あ」は、諦めないこと

「り」は、理屈を言わないこと

「が」は、我を張らないこと

「と」は、共に話し合うこと

「う」は、美しい行い、気持ちのこと

なんだそうです。

私自身とても、勉強になりました。

 

 

ちなみに、話しは戻りますが

「ご苦労様」の代わりに

「お疲れ様」も場合によっては

良いかと思います。

 

「お疲れ様です」は、

目上の方に対しても使えますから。

 

 

いつも、読んでくださっている

みなさんに、感謝の気持ちを込めて

「ありがとうございます」m(_ _)m

 

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